15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/20(水) 07:26:43.31 ID:JgG2c98Wo
数日後、アタシは再びオーディション会場に来ていた。
今日も天気は悪く一日曇りみたい。
見上げると東京にきてから何度も見ている灰色の空が広がっていた。
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2013/03/20(水) 07:28:25.99 ID:JgG2c98Wo
「本日はオーディションを受けに来て頂きありがとうございます」
「…………」
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2013/03/20(水) 07:30:10.42 ID:JgG2c98Wo
「では、ダンスか歌か何かアピールをしてもらえるかな?」
瞬間、身体が強張る。
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2013/03/20(水) 07:36:58.45 ID:JgG2c98Wo
「……うん、それくらいで良いかな」
泣きそうな気持ちを堪えながらうなずく。
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2013/03/20(水) 07:40:05.98 ID:JgG2c98Wo
「君のダンスは良くできてる、でもそれはコピーとしてだね」
プロデューサーが沈黙を破り喋り始める。
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2013/03/20(水) 07:42:16.13 ID:JgG2c98Wo
真剣な顔をしてプロデューサーがアタシを見る。
もはや気分は戦意喪失状態だった。
落とすならスッパリと落として楽にしてほしい。
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2013/03/20(水) 07:44:23.26 ID:JgG2c98Wo
改めて問われた質問
『どれだけアイドルになりたいか?』
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2013/03/20(水) 07:46:54.58 ID:JgG2c98Wo
「よし!わかった!君さえ良ければうちで一緒に頑張っていかないか?」
アタシは目を見開いた。
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2013/03/20(水) 07:48:58.59 ID:JgG2c98Wo
「んっ……」
頭が重い、いつの間にか寝てしまっていたみたいだ。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/20(水) 07:51:03.32 ID:JgG2c98Wo
保護者のサイン
その項目を見たアタシは青ざめた……。
考えてみればアタシはまだ未成年だ、親の了承も無しに何かができるわけが無い。
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2013/03/20(水) 07:53:12.47 ID:JgG2c98Wo
「あれ、なんだろ?この封筒……」
一通り荷物を出した後、トランクの底に封筒が一枚。
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