82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 23:36:56.33 ID:sFFUNv8Z0
ひとしきり泣いた後、雪歩は起き上がった。
愛用の白いTシャツが、芝の泥で汚れてしまっている。
このままでは、両親に無断で外出してしまったことがバレてしまう。
このシャツは、自分でこっそり洗濯することにしよう。
83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 23:38:14.24 ID:sFFUNv8Z0
「貴音と、ケンカしちゃったんだ」
何があったのかを雪歩が聞くと、響は少しバツの悪そうに答えた。
「ケンカ、って言っても、自分が一方的に貴音にひどい事言っちゃっただけなんだけどさ」
あはは、と響は力無く笑った。
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 23:39:37.67 ID:sFFUNv8Z0
「961プロの採用オーディションの日ね――」
やがて、落ち着いた響が顔を上げて、再度語りだした。
「貴音、自分のことを助けてくれて――自分のことっていうと、ちょっとアレだけど」
ははは、と響はおかしそうに笑った。
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 23:41:08.49 ID:sFFUNv8Z0
「いやー、貴音には参ったさー。
自分を助けようとして、ズボンを思いっきり引っ張って脱がしちゃうし」
えぇー、と雪歩が驚きながら顔を赤らめた。
「それだけじゃないんだぞ。
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 23:43:08.38 ID:sFFUNv8Z0
0時頃まで席を外します。あと6章ほどあり、5時頃までかかる見込みです。
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/23(土) 23:45:54.63 ID:H869QaA3o
おけ。自分は寝る。起きたら完結してますように。
後でいいんで他に書いたアイマスあったら教えてくれ。読んでみたい。
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/24(日) 00:03:00.41 ID:KpLa6V6Io
……通してやる必要はないんだぜ?
2ヶ月放置しなけりゃ落ちないわけだし、眠たくなったら寝ればいいさ
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/24(日) 00:04:07.68 ID:t/9l9TgEo
これはいいものを見つけた
最後まで読ませて頂きます
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 00:04:15.52 ID:7LnCOhGJ0
【5】
「プロデューサー、ちょっと―――」
律子がそう言って、プロデューサーを社長室の中から手招きした。
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 00:10:24.37 ID:7LnCOhGJ0
あの日から、アイドル達の仲は回復していた。
今日など、真と響はソファーのそばに立ち、空手談義で盛り上がっている。
響に琉球空手の心得があることを知るや否や、真が拳骨を突き出したのがきっかけだ。
千早や伊織、貴音は、二人が空手の型を披露するのを、雪歩が淹れたお茶を飲みながら楽しそうに眺めていた。
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