9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 20:59:00.57 ID:sFFUNv8Z0
少女は品川で降りた。
二駅分しか電車に乗っていなかったが、その短い間に彼女が他の乗客に与えたインパクトはあまりにも強烈だった。
律子と雪歩も同様だった。
自分が絡まれた時に助けが無かったことを思い出し、少しムッとしたが、今はそれよりも、律子は天真爛漫な少女の事で頭の中がいっぱいだった。
雪歩は、少女に終始見とれていた。
大勢の乗客からの拍手を受けるその姿は、アイドルの自分よりもずっとアイドルらしかった。
蒲田で東急多摩川線に乗り換えてからも、二人の脳裏にはずっと少女の事が頭から離れなかった。
彼女の金髪が眩しかったせいだろうか。
今も何となく、太陽を直接見た時のように目がシパシパしている。
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