過去ログ - モバP「白坂小梅はみえている」
1- 20
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 21:49:11.87 ID:d5tGG4Gs0

「あ…あの、お、お見舞い…です」

音を立てないよう、控えめにドアをスライドさせて入ってきたのは彼女だった。
近くのコンビニで買ってきてくれたのだろう、消化吸収によさそうなものを持って。

『ありがとう、小梅。座って』

ほのかに緑がかったパイプイスに小梅が腰を下ろす。
座るときに、使い古されたものであろう、錆びた音を立てながら。
小梅は、視線を彷徨わせていた。俺にかける言葉が見つからないのだろう。

『小梅は、もう大丈夫なのか?』

「はい…プロデューサーさんの、おかげ、です…」

『よかった』

「あ…あの…プロデューサー、さん」

『うん?』

「その…お話、が、あって…」

『…話?』

「は、はい…プロデューサーさんにも、もう…こんなことになってほしく、ないから」



どこか寂しそうな表情を浮かべる小梅。
俺のせいなのだから、彼女が気に病む必要はないと言うのに。

…けれど、にも、とはどういうことなのだろうか。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
38Res/31.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice