311: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:35:57.07 ID:L6dNy5Nfo
「うおおおおおおおっっ」
伊集院北斗の電撃のようなラッシュが真の身体を次々と撃ちぬいていく。
312: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:38:45.98 ID:L6dNy5Nfo
「ぐっ、おおおあああああ゙ああーーーっ」
「だ、誰も……悲しまないように……」
313: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:41:51.31 ID:L6dNy5Nfo
「ハァ……ハァ。み、みんな、やったよ。ボク」
「真っ!」
314: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:42:20.38 ID:L6dNy5Nfo
私達もボロボロでもう陽が沈みかけていた。
町の方からは文字通りお祭り騒ぎが聞こえる。
「さあ、亜美、真美。これを」
315: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:42:49.89 ID:L6dNy5Nfo
「ねえ、亜美」
「なに?」
「亜美ってどんな顔してるの?」
316: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:43:26.67 ID:L6dNy5Nfo
「うん、その答え、真美もわかるよ」
「みんな口を揃えて『大丈夫だよ。お前とそっくりの同じ顔してるから』って」
317: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:44:10.10 ID:L6dNy5Nfo
亜美と真美の身体は特別な光を帯びて「これで解けましたよ」
なんて合図も特になく、二人はつけていた。仮面をゆっくりと外した。
318: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:44:41.03 ID:L6dNy5Nfo
その後、しばらくの遅れはあったもののゴーレム二匹は
だんだんと人型に戻り、そして、夫婦になった。
319: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:45:07.85 ID:L6dNy5Nfo
この時、
私達はこれが正しい選択だったんだと初めて実感することができたのかもしれない。
人の涙が悲しい時ばかりに流れるものではなく、
嬉しい時や楽しい時にも出てきてしまうものだと私達は感じていた。
320: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:45:44.51 ID:L6dNy5Nfo
もっとも私は真美は燃やされた経緯は知らなかったので
驚きすぎてどうしていいかわからなかった。
321: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:46:12.49 ID:L6dNy5Nfo
双海家は4人、仲良く笑っていた。
亜美と真美はギュッと手を繋いで片時も離そうとなんてしなかった。
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