135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 22:44:57.75 ID:YU5czjZ8o
「……いいだろう。君が信じる、その心も、奇跡も、すべてエネルギーに変えてあげよう!」
獣がしっぽを立てる。
がくんと魔獣が両腕を前に突き出した。
「くる……!」
弓を構えようとするほむらをまどかが制した。
ふわりと浮かんだまま、前へ出る。
「だいじょうぶだよ、ほむらちゃん。わたしを信じて」
《――円・展開。極光・還元。――始動》
魔獣の両腕に出現した光輪から無色の波動が解き放たれる。
因果を逆算しながら空間を食い荒らす光だったが、
「いくら因果を操っても、むだだよ」
まどかの直前で爆ぜ散る。
勢いを減衰させられた爆風がそよ風のようにまどかの長い髪を揺らした。
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