151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:58:56.73 ID:YU5czjZ8o
《えへへ、じゃあね―――ほむらちゃんを殺して》
「な……!?」
《あなたの手でほむらちゃんを撃ち殺して? そしたら残りの三人は助けてあげる》
152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:03:27.35 ID:R+37fY28o
「……っ!」
マミが叫んでいる。しかしそれは、声にならない。
ほむらはゆっくりと目を閉じた。
――ごめんなさい、まどか。
153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:07:06.80 ID:R+37fY28o
32
――ああ、そうだった。
覚悟を決めたほむらの瞳を見て、まどかはキュゥべえの謀略に気付いたときのことを思い出した。
154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:10:29.25 ID:R+37fY28o
「ほむらちゃん」
思い出したよ。
みんなを幸せにするんだ。
もしかしたら、わたしは消えてしまうかもしれないけれど、それでも。
155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:15:29.82 ID:R+37fY28o
33
まどかの放った矢は、魔獣の胸に突き刺さり、一瞬で吸収された。
「!」
156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:19:07.12 ID:R+37fY28o
それら全てを右手でたやすく受け止めて、嘲笑する魔獣。
《あはははッ! なんて無力! なんて小さいの! 弱い、弱い、弱いよ鹿目まどか!》
「わたしは! 諦めないよっ!」
157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:23:19.46 ID:R+37fY28o
34
矢を放とうとした魔獣の指先でばきりとそれが二つに折れる。
《!?》「!」
158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:26:34.87 ID:R+37fY28o
「まどか……これは……」
自由を回復したほむらがよろけながら立ち上がる。
マミは杏子に駆け寄り、治癒魔法をかける。
159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:29:08.60 ID:R+37fY28o
「これは、」
「”円環の理”、そのものだね」
「こんな、小さな女の子が……?」
160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:32:20.47 ID:R+37fY28o
「さやか! 貴女まだ治癒し切ってないでしょう」
再生した右手で剣を抜いて歩き出すさやかにほむらは駆け寄る。
【こいつを倒して、早く帰ろう。それでいいんでしょ】
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