153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:07:06.80 ID:R+37fY28o
32
――ああ、そうだった。
覚悟を決めたほむらの瞳を見て、まどかはキュゥべえの謀略に気付いたときのことを思い出した。
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2013/04/01(月) 00:10:29.25 ID:R+37fY28o
「ほむらちゃん」
思い出したよ。
みんなを幸せにするんだ。
もしかしたら、わたしは消えてしまうかもしれないけれど、それでも。
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2013/04/01(月) 00:15:29.82 ID:R+37fY28o
33
まどかの放った矢は、魔獣の胸に突き刺さり、一瞬で吸収された。
「!」
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2013/04/01(月) 00:19:07.12 ID:R+37fY28o
それら全てを右手でたやすく受け止めて、嘲笑する魔獣。
《あはははッ! なんて無力! なんて小さいの! 弱い、弱い、弱いよ鹿目まどか!》
「わたしは! 諦めないよっ!」
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2013/04/01(月) 00:23:19.46 ID:R+37fY28o
34
矢を放とうとした魔獣の指先でばきりとそれが二つに折れる。
《!?》「!」
158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:26:34.87 ID:R+37fY28o
「まどか……これは……」
自由を回復したほむらがよろけながら立ち上がる。
マミは杏子に駆け寄り、治癒魔法をかける。
159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:29:08.60 ID:R+37fY28o
「これは、」
「”円環の理”、そのものだね」
「こんな、小さな女の子が……?」
160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:32:20.47 ID:R+37fY28o
「さやか! 貴女まだ治癒し切ってないでしょう」
再生した右手で剣を抜いて歩き出すさやかにほむらは駆け寄る。
【こいつを倒して、早く帰ろう。それでいいんでしょ】
161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:36:49.46 ID:R+37fY28o
幼子が前兆もなしにがばりと顔を上げた。眼球が欠落している。
《もう―――イヤアアアアアアアアアアアアアッッッ!!》
「!」【!】
162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:42:26.33 ID:R+37fY28o
マスケット銃を取り落とし、マミが頭を抱えて倒れる。
「いやっ! やめてぇ! こんな、こんなの見せないでッ!」
マミの脳内にはあらゆる魔法少女の末路が注ぎ込まれているのだ。
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