過去ログ - まどか「ありがとう」
1- 20
143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:27:34.76 ID:YU5czjZ8o
勢いよく跳び退ったさやかと入れ替わるようにして杏子が前進。

「だらァッ!」

炎をまとった槍が投擲されるが、それも魔獣の腹に消える。
以下略



144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:32:38.73 ID:YU5czjZ8o
《あはは! ムダだよ! わたしは因果を操る円環の理を従えてるんだから! もう、誰にも、わたしの邪魔をさせないよ!》

無造作にその矢を手で受け止め、吸収する魔獣。

【くそぉっ! どうしてよ! どうしてあんたこんなことすんのよ!】
以下略



145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:35:41.19 ID:YU5czjZ8o
《あはぁ…♪》

突き出された槍をその身に埋没させながら魔獣が杏子の腹の辺りを撫でる。

「なんっ……だッ!?」
以下略



146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:38:58.32 ID:YU5czjZ8o
《わたしの勝ちだよ、鹿目まどか》

「………」

「逃げろ……まどかァっ!」「鹿目さん!」「まどか! 逃げるのよ!」
以下略



147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:41:55.04 ID:YU5czjZ8o
暴風のような瘴気を伴ってさやかが魔獣の背後に一瞬で移動。

【りゃあああアアアアアアアッ!】

吼えながら斬りつけるも、やはり魔獣に触れた刃は消失してしまう。
以下略



148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:46:10.25 ID:YU5czjZ8o
骨と肉を露出して、血と内臓を撒き散らしながらさやかが床を転がる。

【あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”っ!】

「さやかちゃんっ!」
以下略



149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:52:13.61 ID:YU5czjZ8o
「ぐぁ……ぉぇ……!」

「さ――くら――さん……っ」「杏子ぉ……!」

武器を構えようとするマミとほむらの胸の中心から魔獣の腕が生え、口を塞ぐ。
以下略



150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:54:46.76 ID:YU5czjZ8o
「もうやめて!」

悲愴な顔つきでまどかが叫ぶ。

「わたしが死ねば、それでいいんでしょ? だからもう、みんなにひどいことしないで!」
以下略



151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:58:56.73 ID:YU5czjZ8o
《えへへ、じゃあね―――ほむらちゃんを殺して》

「な……!?」

《あなたの手でほむらちゃんを撃ち殺して? そしたら残りの三人は助けてあげる》
以下略



152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:03:27.35 ID:R+37fY28o
「……っ!」

マミが叫んでいる。しかしそれは、声にならない。
ほむらはゆっくりと目を閉じた。
――ごめんなさい、まどか。
以下略



206Res/134.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice