159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:29:08.60 ID:R+37fY28o
「これは、」
「”円環の理”、そのものだね」
「こんな、小さな女の子が……?」
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2013/04/01(月) 00:32:20.47 ID:R+37fY28o
「さやか! 貴女まだ治癒し切ってないでしょう」
再生した右手で剣を抜いて歩き出すさやかにほむらは駆け寄る。
【こいつを倒して、早く帰ろう。それでいいんでしょ】
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2013/04/01(月) 00:36:49.46 ID:R+37fY28o
幼子が前兆もなしにがばりと顔を上げた。眼球が欠落している。
《もう―――イヤアアアアアアアアアアアアアッッッ!!》
「!」【!】
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2013/04/01(月) 00:42:26.33 ID:R+37fY28o
マスケット銃を取り落とし、マミが頭を抱えて倒れる。
「いやっ! やめてぇ! こんな、こんなの見せないでッ!」
マミの脳内にはあらゆる魔法少女の末路が注ぎ込まれているのだ。
163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:45:44.85 ID:R+37fY28o
「くそッなんだこの化け物!」
杏子が円環の理へと駆け出す。
出現した赤銅色の鎖が幼子を縛り付けた。
槍を投げつけようと振りかぶる杏子。
164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:50:18.80 ID:R+37fY28o
【ゴアアアアアアアアアアッ!】
稲光になったさやかが円環の理に接近。
蒼く光り輝く刃が幼子に深く沈み込む。
165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:54:04.04 ID:R+37fY28o
【ギアアアアアアアアアアアッ!】
絶叫するさやかの双剣が光を増し、凄絶なほどの魔力に対抗しようとする。
しかし、
166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:57:36.85 ID:R+37fY28o
《トモダチ……ウレシイ……》
天から降り注ぐ光がすべてを滅ぼす!
爆撃されたかのような衝撃に五人は枯れ葉のように吹き散らされた。
167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 01:02:06.32 ID:R+37fY28o
「杏子ちゃん、離れて」
「なに言って……これは、オイまどか!」
まどかの存在の内側からぞろぞろと黒い糸のようなものが生え出て、まどかの身体を覆っていく。
168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 01:05:32.22 ID:R+37fY28o
「マミ!?」
マミの両手がほろほろとリボンになって落ちていく。
恐怖に彩られた表情でマミは杏子を振り返る。
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