50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/30(土) 00:01:51.65 ID:VEsOk7Noo
……普通にわかるだろ、これくらいなら
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:06:21.68 ID:ZYNIhJico
15
杏子がビルの屋上を蹴って跳ぶ。
後ろ髪を引かれる思いを振り切るように前を向き、伸ばした槍の石突を次のビルに突き立てた。
棒高跳びの要領でさらに高く飛び上がる。
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:08:46.32 ID:ZYNIhJico
「あいつはホントに、今の世界が自分のせいだって思ってるのか?」
「きっと、鹿目さんはみんなわかってるのよ。改編の願いをキュゥべえが素直に叶えなかったことも、改めて改編するためにキュゥべえの策に乗るしかないことも」
「願いをねじまげて叶える、か。くそっ、まるきり悪魔じゃねーか!」
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:11:15.68 ID:ZYNIhJico
16
やがて二人は見滝原中学校の屋上へと降り立った。
「ここは……」
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:15:03.05 ID:ZYNIhJico
17
煙が晴れる。
「……!」
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:22:05.63 ID:ZYNIhJico
「……まだだよ」
だがその瞳の光は失われてはいない。
《ん?》
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:30:21.12 ID:ZYNIhJico
両腕をへし折られて、それでも歯を食いしばってまどかは起き上がる。
唇の端で少し笑う。
「それならどうしてそうしないの? ……できないんだよね、本当は」
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:38:20.86 ID:ZYNIhJico
紙一重でそれを避けようとしたまどかはさらに二本の追撃を感知。
隙間を縫って回避しながら弓を構えるまどか。
その側面から噴き出すように闇が飛び出し、振り向いたまどかの顔面を掴んで押し倒した。
「ぐうっ!」
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:45:10.14 ID:ZYNIhJico
《わたしを本気にさせたね! 死の世界へいくといいよ!》
闇が両腕をがばあと開く。
その頭上に数えきれない光の矢が現れた。
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:53:57.05 ID:ZYNIhJico
「ぅ……」
だが。
それでもなお。
まどかは立ち上がる。
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:58:36.82 ID:ZYNIhJico
「怒りでも……憎しみでもないよ……!」
闇はあきらかに戸惑った。
「じゃあ、なんだっていうの」
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