72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 23:59:17.12 ID:ZYNIhJico
「――――う、ぐあああああああアアアアアアッ!】
刮と見開いた双眸は血よりも赤く輝いていた。
どっとさやかから瘴気が溢れる。
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:02:15.12 ID:YU5czjZ8o
さやかが一瞬でほむらの目の前に移動する。
右手の一振りでワイヤーを叩き斬り、さやかはしゃがみこんだ。
「さ、さやか、それは、その力は……」
74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:08:11.04 ID:YU5czjZ8o
【アハッ!】
高速で駆けるさやかへとワイヤーが縦横無尽に躍りかかる。
【―――ッ!】
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:15:06.01 ID:YU5czjZ8o
【アハッ!】
身体を傾がせながら魔獣が魔力線を放つ。
【オオオオアアアアアァァァァァッッ!】
76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:18:24.58 ID:YU5czjZ8o
冥い光に包まれて再構成された右腕が魔獣の顎に手をかけて、めりめりと音を立てて首を千切る。
吼えながらそれも放り捨てる。
内臓を掻き出す。
【オオオオアアアアアアァァァッ!】
77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:20:44.85 ID:YU5czjZ8o
「もうっ! ほむらはもうちょっとあたしのこと、――げほっ」
「え?」
「ごほっ! はぁ、はぁ、な、なにこれ、げほっ!」
78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:25:48.76 ID:YU5czjZ8o
さやかを中心にして真っ黒な魔法陣が展開。
弾かれるようにさやかが立ち上がる。
「うああアアッ!】
79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:31:09.56 ID:YU5czjZ8o
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
「さやか!?」
「はぁっ、はぁっ、だい、じょうぶ……っ! なんてことないって、はぁ、はぁっ」
80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:34:34.17 ID:YU5czjZ8o
21
「どけェッ!」
杏子の振り回した槍が使い魔の群れを吹き飛ばす。
81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:37:42.58 ID:YU5czjZ8o
靄から湧き出すような使い魔たちを蹴散らしながら杏子とマミは古都をさまよう。
走っても走っても靄から抜け出ることができない。
焦りと疲れが二人の顔にはりついている。
「くそがッ! キリねえじゃねーか!」
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