74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:08:11.04 ID:YU5czjZ8o
【アハッ!】
高速で駆けるさやかへとワイヤーが縦横無尽に躍りかかる。
【―――ッ!】
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:15:06.01 ID:YU5czjZ8o
【アハッ!】
身体を傾がせながら魔獣が魔力線を放つ。
【オオオオアアアアアァァァァァッッ!】
76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:18:24.58 ID:YU5czjZ8o
冥い光に包まれて再構成された右腕が魔獣の顎に手をかけて、めりめりと音を立てて首を千切る。
吼えながらそれも放り捨てる。
内臓を掻き出す。
【オオオオアアアアアアァァァッ!】
77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:20:44.85 ID:YU5czjZ8o
「もうっ! ほむらはもうちょっとあたしのこと、――げほっ」
「え?」
「ごほっ! はぁ、はぁ、な、なにこれ、げほっ!」
78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:25:48.76 ID:YU5czjZ8o
さやかを中心にして真っ黒な魔法陣が展開。
弾かれるようにさやかが立ち上がる。
「うああアアッ!】
79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:31:09.56 ID:YU5czjZ8o
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
「さやか!?」
「はぁっ、はぁっ、だい、じょうぶ……っ! なんてことないって、はぁ、はぁっ」
80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:34:34.17 ID:YU5czjZ8o
21
「どけェッ!」
杏子の振り回した槍が使い魔の群れを吹き飛ばす。
81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:37:42.58 ID:YU5czjZ8o
靄から湧き出すような使い魔たちを蹴散らしながら杏子とマミは古都をさまよう。
走っても走っても靄から抜け出ることができない。
焦りと疲れが二人の顔にはりついている。
「くそがッ! キリねえじゃねーか!」
82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:45:17.43 ID:YU5czjZ8o
ひゅん、
と、風を切ってなにかが竜の首に突き立った。
剣である。
「ストライク! アウト!」
83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:46:59.96 ID:YU5czjZ8o
「この靄と使い魔で道がわからなくなってしまったの」
「これは幻覚よ。――さやか」
「あいよ!」
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:51:26.90 ID:YU5czjZ8o
22
無人の学校を瘴気の濃いほうへと歩いていくと、ひとつの教室にたどりついた。
本来なら黒板があるはずの教室前方に、意匠の刻まれた大きな鉄扉がとりついている。
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