過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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247: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 22:54:48.62 ID:HDiDjvWv0
因縁の決死戦。


248: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 22:56:44.93 ID:HDiDjvWv0

『超電磁砲監視任務』


それを見た途端、美琴の体に貫くような寒気が走った。
以下略



249: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 22:58:53.63 ID:HDiDjvWv0
だが今回はそんな分かりやすいものではない。
量産型能力者計画。絶対能力進化計画。
どちらも狂っているとしか言い様のない狂気の実験ではあったが、その目的ははっきりしていた。
前者ならば御坂美琴を素材とした超能力者の人工的量産。後者ならば学園都市の目標でもある絶対能力者の創造。
だがあくまで観察という、よく分からないものだった。
以下略



250: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:06:36.21 ID:HDiDjvWv0
ここに書かれていることだけが真実なのか。
かつてDNAマップから人体クローンを作り、二万人の妹達を絶対能力者の創造のために使い捨てた学園都市が。
本当にこんな理由のために動いたのか。
美琴の中で不安が渦巻く。だがもっと大きいものが美琴の中に生まれていた。

以下略



251: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:08:34.80 ID:HDiDjvWv0
『それが本任務の遂行に支障をきたすことを危惧した我々は、唯一超電磁砲と繋がりのない「スクール」を起用することに決定した。
無論そんなことはあってはならないが、それでも実行人は有事の際超電磁砲に対処出来る人間でなければならない。そのための超能力者である。
そこで「スクール」のリーダーである超能力者序列第二位、未元物質の垣根帝督を指名することとした』


以下略



252: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:10:54.95 ID:HDiDjvWv0
ほら。やっぱり悪戯だ。
これではまるで垣根は簡単に人を殺せる人間であるかのような書き方ではないか。
超能力者。第二位。十二分に驚愕に値する事実ではあるが、ここまではまだいい。
だがそれ以外は悪戯にしてもたちが悪い。
いくらなんだってあり得なさ過ぎる。あの垣根が人を殺す?
以下略



253: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:13:11.77 ID:HDiDjvWv0
美琴は理解した。いや、とっくに理解していた。
ただそれを受け入れたくなかっただけで。信じたくなかっただけで。
だって、信じられるものか。あれだけ笑いあって遊んできた垣根が。

だが美琴は、ついに現実を誤魔化すことを諦めた。
以下略



254: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:17:50.25 ID:HDiDjvWv0
「違う」

美琴は呟いた。
無駄なんかじゃない。偽物なんかじゃない。
たとえ垣根とのこれまでが全て偽物だったとしても、絶対の事実がある。
以下略



255: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:19:02.18 ID:HDiDjvWv0
そう呟く美琴の目には光が戻っていた。
かつて美琴の事情など全く無視し、上条当麻がズカズカとこちらに踏み込んできたように。
上条が美琴の言葉に取り合わず、強引に救い上げてくれたように。
意を決し、再び書類に目を通し始める。

以下略



256: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:20:21.89 ID:HDiDjvWv0
垣根が何に苦しんでいるのか分かったような、気がした。
駆けつけてやらなくてはならない。助けてやらなくてはならない。
困っている時に助け合うのが友達なのだから。
美琴は垣根に救われているのだから。
今度は、こっちの番だ。あまり借りを作っておきたくはない。
以下略



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