過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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256: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:20:21.89 ID:HDiDjvWv0
垣根が何に苦しんでいるのか分かったような、気がした。
駆けつけてやらなくてはならない。助けてやらなくてはならない。
困っている時に助け合うのが友達なのだから。
美琴は垣根に救われているのだから。
今度は、こっちの番だ。あまり借りを作っておきたくはない。
以下略



257: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:23:23.19 ID:HDiDjvWv0
だが、物事はそううまくいかないものである。

世界の抑止力、とでもいうのだろうか。
誰もがどうしてよりによってこのタイミングで、というような事態を経験したことがあるだろう。
そして御坂美琴はまさにそれに直面する。
以下略



258: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:26:05.34 ID:HDiDjvWv0
能力によるものだった。第四位の超能力者によるものだった。

原子崩し。

誰でも発現出来るような安い能力ではない。美琴の知る限り、その能力を使える人間は一人しかいない。
以下略



259: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:28:33.32 ID:HDiDjvWv0
目の前の痛ましい姿がどういう理由なのか、美琴には分からなかった。
美琴が最後に麦野と会ったのは佐天が誘拐されたあの時だ。
施設が炎上し、危険と判断して美琴はあの研究施設を脱出した。
当然その後麦野がどうしたかは美琴には分からない。

以下略



260: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:31:24.20 ID:HDiDjvWv0
麦野は歯が折れてしまいそうなほどに強く歯軋りする。
美琴に対して、獣のように吠えた。
それとも、事実として麦野沈利は獣だったのかもしれない。

「決まってんだろうが。そんなこと分かりきってんだろうが!!
以下略



261: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:33:33.41 ID:HDiDjvWv0
「させないわ」

美琴は力強く言った。
友達に手を出そうというのなら、こちらも容赦することは出来ない。
それだけではない。この女は自分を殺すためにここまでになったのだという。
以下略



262: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:35:38.22 ID:HDiDjvWv0
「……いいわ。けど私は負けるわけにはいかない。
アンタの気持ちに応じて、私も本気で相手になる。だから、全力で叩いて潰す」

麦野はそれを聞くとニィ、と口の端を吊り上げた。
ついに麦野にとって待ちわびた時がやってきたのだ。
以下略



263: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:38:23.38 ID:HDiDjvWv0


御坂美琴と麦野沈利は静かに向き合って、そして同時に口を開く。


以下略



264: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:43:02.66 ID:HDiDjvWv0
サプライズ☆むぎのん♪

てなわけで投下終了

次回はバトル一色です、ここから先はバトルも会話イベントも総じて無駄に長いので注意を
以下略



265: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:45:26.73 ID:HDiDjvWv0
    次回予告




以下略



266:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/13(月) 23:55:05.07 ID:Wyzpxxq1o



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