過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/22(水) 00:44:26.96 ID:NWEpM7fj0
だがそれは逆に言えば干渉する以外に原子崩しを防ぐ方法はないということ。
そして美琴のそれは一方通行の『反射』のような自動防御の類ではなく、麦野の盾と同じく手動で行われる。
つまり麦野から原子崩しをもらう度、美琴はそれを捻じ曲げるために一手間割かなければならなくなるということだ。
麦野が美琴の電撃を曲げるのも同様のことが言えるが、やはり純粋な破壊そのものである原子崩しに干渉する方が手間がかかる。
八月にでも出来たことなので万全の今ならそれは極めて短時間の間に出来ることではある。
だがそれでも、原子崩しへの対処に僅かに美琴の乱舞が緩くなる。
麦野はその僅かな隙を突き原子崩しをロケットエンジンのように射出し、回避すると同時に美琴から距離をとった。
今の美琴の連撃に耐え抜き反撃の機を作ってみせたあたり、やはり麦野も超能力者だった。
「ハァ、ハァ、クソッタレが、テメェ、超電磁砲……ッ!!
分かったぞ、その動き、能力で……」
一連の御坂美琴の動きは本来あり得ないものだった。
勿論音速だとかそこまでではない。だがそれでも女子中学生が、いや生身の人間が出せるスピードではなかった。
どんなに鍛えたアスリートであってもとても追いつけるレベルではなかった。
ならば、そこには何かカラクリがあるはずなのだ。
「そうよ。私は能力で電気信号や筋組織に干渉して本来あり得ないレベルにまで身体能力を高めている。
いくらアンタの身体能力が高かろうと、今の私には及ばないわよ」
学園都市最高最強の電撃使いである美琴だからこそ為せる技だった。
並の電撃使いではここまで精密な操作は出来ない。
一歩間違えば自身の体が弾け飛ぶ可能性をも孕んでいる。
それを可能にしたのが超能力者の超電磁砲だった。
これで近接戦闘の優劣は完全にひっくり返った。
だがこれは美琴にとっても諸刃の剣だった。
確実に麦野を上回るため、美琴は少々無理をし過ぎたのだ。
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