過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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285: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:23:53.09 ID:NWEpM7fj0
原子崩しを捻じ曲げると同時に前髪から超高圧電流を放つ。
だがそれも美琴がやったのと同様に、麦野に干渉されて曲げられてしまう。

「こっちもお前の力に干渉できるのを忘れたか?
さっさと潰されちまえクモ女ァ!!」
以下略



286: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:26:48.49 ID:NWEpM7fj0
「『原子崩し』を舐めるなよ。攻撃に回れば全てを滅し、守りに転じれば絶対の防御となる。
そんな攻撃で破れるほど安くはねぇ」

(でもあれは一方通行のような自動展開でもなければ全身を覆っているわけでもない。
展開させないか、そこを避けて攻撃を加えることが出来れば!)
以下略



287: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:28:13.89 ID:NWEpM7fj0
だがそこに第四位からの更なる追撃が待っていた。

「―――捉えた」

二枚目の拡散支援半導体。
以下略



288: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:30:41.07 ID:NWEpM7fj0
そう。拡散支援半導体を使えば掻き消される。
普通に撃てば捻じ曲げられる。
ならば話は簡単で。

第三位の超電磁砲が、消すことも曲げることも出来ない一撃をお見舞いしてやればいい。
以下略



289: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:32:01.43 ID:NWEpM7fj0
美琴が背中から思い切り壁に叩きつけられたのと、美琴の攻撃が麦野を捉えたのはほぼ同時。
背中に鋭い痛みを覚える。緊急回避はこの加減が出来ないのだ。

(っ痛ぅ……。第四位はどうなって?
まさかあれで終わりってことはないでしょうけど)
以下略



290: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:33:28.95 ID:NWEpM7fj0
「お前が回避することは読めていた。
だから、私はその隙をついたってワケだ。中房にゃ難しいかにゃーん?」

麦野は美琴にとどめを刺すべく原子崩しを数発放った。
それを必死に捻じ曲げながら美琴は磁力を使って自身の体を持ち上げ、麦野から距離をとる。
以下略



291: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:35:47.15 ID:NWEpM7fj0
本気で殺しにかかってくる相手を殺さずに倒すためには、こちらの実力が数段上でなければならない。
向こうはこちらを殺すつもりだからどんな手段でも使える。自らの体を壊すような、危険な攻撃だって出来る。
そんな相手を正攻法のみで殺さずに勝つためには、実力が五分では分が悪い。
そしてそれが出来るだけの力が自分にあるか、美琴には分からなかった。

以下略



292: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:37:58.05 ID:NWEpM7fj0
それに、このままでは負けるつもりは全くないが苦戦は必至。
砂鉄が封じられているこの状況で、余裕を持って麦野を倒すのは難しいだろう。
だから、第三位は本気を出すことにした。
やはり殺すつもりはないが、それこそ殺すつもりでかかる。
麦野が全力を出すのなら、こちらも本当に全力で迎え撃つ。
以下略



293: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:40:24.36 ID:NWEpM7fj0
「何っ!?」

まるで美琴の前に見えない壁があるかのように、原子崩しは美琴に触れた部分のみ不自然に歪んで消えた。
だがその他の部分はそのまま工場を輪切りにしていく。
轟音をたて、工場がその形を徐々に失っていく。
以下略



294: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:43:06.22 ID:NWEpM7fj0
美琴の異常な身体能力だけにではない。何より美琴が格闘を仕掛けてくるとはまるで考えていなかったのだ。
全くの予想外を突かれた麦野は反応が遅れ、まともに食らってしまった。

更に追撃をはかろうと体を沈めて体勢を低くしている美琴に気付き、カウンターを合わせるべく蹴りを繰り出そうとする。
だが第三位の攻撃はまたも予想外のものだった。
以下略



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