過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/22(水) 00:59:16.64 ID:NWEpM7fj0
たしかに像を違う位置に結ばせてしまう以上、視覚は当てにならない。
ただ偏光能力に苦戦した白井と麦野では、状況は同じではなかった。
あくまで点攻撃である白井の空間移動に対し、麦野の原子崩しは範囲攻撃を可能とするからだ。
そして何より。麦野沈利という人間は、美琴の想像以上に怒りやすかった。
「ナメるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
見下しやがってクソがぁ!! 消し―――飛べぇ!!」
「うぇ!? ちょ、ちょっと……ッ!!」
麦野は先ほども放ったものよりも更に大きい、超特大の原子崩しを怒りに任せて撃ち出した。
莫大な光が麦野に宿っていた。こんな制御も危うい状態のものを撃てば麦野本人も危険なはずだが、それを気にかけている様子はない。
何もかもを削り取って消滅させながら美琴へ真っ直ぐと恐ろしい速度で迫る。
それは光に干渉して誤魔化せる範囲を超えていた。
よって磁力と強化した身体能力を駆使し、ぎりぎりのところで回避することに成功した美琴だが、回避した先に再び特大原子崩し。
回避したばかりで自由に動けない美琴をそれが飲み込む瞬間、唐突に美琴の姿が掻き消えた。
莫大な高圧電流で空気を爆発させ、その勢いで高速移動したのだ。
麦野は特大の原子崩しを叫びながら次々と放っていた。
そのせいか麦野にも疲労の色が見えたが、自身の浪費を無視し全く止まる気配はない。
こんな制御の甘い無茶苦茶なことをしていては、本当に麦野は自身の能力で吹き飛んでしまうかもしれない。
美琴の策は予想以上に効き過ぎ、麦野は半ば暴走していた。
そして先ほどとは一転、美琴は逆に追い詰められていた。
一つ一つの原子崩しが強大過ぎる上に、こうも連発されては回避が間に合わない。
本気でかかれば曲げることも出来るかもしれないが、その最中に二撃目をもらうのは目に見えていた。
あまりにもそれぞれが大きく連発されているため、反撃もままならない。
やろうと思えば出来るかもしれないが、試すにはリスクが高すぎた。
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