過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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342: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:06:52.32 ID:Ip6KJfEp0
「好きにすりゃあいいさ。敗者にあれこれ言う権利はないしね。
全く、負けた挙句に命も取られないなんて屈辱以外の何物でもないわね」

麦野沈利は御坂美琴に敗北した。
それは何の言い訳も出来ない事実。純然たる敗北だった。
以下略



343: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:09:37.74 ID:Ip6KJfEp0
だが、

「どのみち私はもう終わってる。戻る場所も何もない」

「あの三人がいるじゃない」
以下略



344: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:11:29.98 ID:Ip6KJfEp0
ジッと麦野を見つめる美琴に、麦野は観念したように大きくため息をついた。
ゆっくりとした動作で起き上がって、呟くように答えた。

「……ああそうだよ。怖いさ、拒絶されるのが。
ハッ、笑えよ超電磁砲。天下の第四位サマはずいぶんと臆病者になっちまったみたいね」
以下略



345: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:13:55.07 ID:Ip6KJfEp0
麦野は過去の光景を思い出す。
いつものファミレスに屯って、くっついてくるフレンダを引き剥がしたりした。
絹旗の持ってくるC級映画の情報に呆れたりした。滝壺はいつもボーッとしていた。
そして麦野の鮭好きに皆にため息をつかれたりもした。

以下略



346: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:15:43.95 ID:Ip6KJfEp0
「お前みたいな生き方も、出来るんだね」

そう言ったのは麦野。
突然のその言葉に、美琴は意味が分からない、と目をぱちくりさせた。

以下略



347: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:17:42.43 ID:Ip6KJfEp0
学園都市の『闇』はあまりにも深く、粘着質だ。
一度捕まればもう抜けることは決して出来ない。
そのままぬぷぬぷと、底なし沼のように際限なく深みに嵌っていってしまう。

だが御坂美琴はそんな『闇』に何度も触れていながらも取り込まれることはなかった。
以下略



348: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:19:42.80 ID:Ip6KJfEp0
そこに飛び込むことはあっても、絶対に帰ってくる。
とっくにそう決めていた。
そして美琴にはまだもう一仕事残っている。
かけがえのない親友である垣根帝督と会わなくてはならない。
麦野の妨害を受けたが、もともと垣根のところに行くつもりだったのだ。
以下略



349: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:21:15.12 ID:Ip6KJfEp0





以下略



350: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:23:30.90 ID:Ip6KJfEp0





以下略



351: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:28:56.77 ID:Ip6KJfEp0
垣根帝督は暗部の人間にしてはかなり人間味のある方だ。
敵対する者であっても小物なら見逃す。
だが不運なことに今の垣根は不機嫌だった。いや。そんなものではない。
今までにないほど、完全に荒れ狂っていた。

以下略



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