過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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383: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:28:30.38 ID:D30LGKJg0
しかし手がかりは見つからず、美琴はとあるビルの屋上に足をつけ羽休めをする。
そこから下を見下ろせば、眼下に広がるは科学の街学園都市。
あちこちでネオンが点き始め、美しい光景が浮き上がってきていた。

『表』と『闇』、両極端な二つの面を持つ街。
そして今美琴が目指しているのは舞台裏である『闇』の面だ。
総人口およそ二三〇万人。その内の一人を手がかりもなく見つけ出すことなど不可能に近い。
だがその時、美琴の目がある一箇所を捉えた。

(……あれは)

そこだけ街中と違いライトアップが為されていなかった。
いや、正確にはされてはいるのだがその光は非常に弱い。
だが何よりそこは美琴にとって非常に縁のある場所だった。

最近だけでも二度そこに行っている。
そしてそこではいつだって歓迎できない出来事が待っていた。
今回も、そうなのだろうか。

美琴は目を細め、曖昧なままに高度数十メートルから身を投げた。
傍から見れば投身自殺にしか見えないその光景は、しかしこの超能力者にとっては違う。
御坂美琴はそのままその場所へと向かった。
どうせ目印になるものなどないのだから、とりあえず気になったところは行ってみようと考えた。


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