過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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384: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:29:54.94 ID:D30LGKJg0




学園都市第三位、『超電磁砲』御坂美琴は第七学区のとある鉄橋にいた。
以下略



385: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:31:28.84 ID:D30LGKJg0
「垣根、」

胸にちくりとした痛み。垣根を助けると誓ったものの、やはり苦しかった。
難しい事情なんて何もなくてよかった。ただの仲のいい友達として、垣根と同じ時間を過ごしたかった。
友達に、『超電磁砲』なんて呼ばれたくはなかった。いつものように名前で呼んでほしかった。
以下略



386: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:32:09.28 ID:D30LGKJg0





以下略



387: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:34:59.67 ID:D30LGKJg0
垣根はフッ、とこの状況にそぐわない笑みを浮かべた。
そして、答えた。美琴の質問に正直に。ただ真実だけを。

「―――……俺は、学園都市の暗部組織『スクール』を率いる者」

以下略



388: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:38:01.62 ID:D30LGKJg0
「……それが真実なのね」

「そうだ。オマエの知る垣根帝督などハナからどこにもいねえ。
俺は、垣根帝督は俺一人だ」

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389: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:41:48.15 ID:D30LGKJg0
「材料はあったはずだ。決め手となるような隠し味はなかったとしてもだ。
それなりの料理は出来たはずだ。テメェも、上条も、人を疑わなすぎる」

思えば、他にもあった。
垣根が一日風紀委員をしたあの日のことだ。
以下略



390: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:43:24.80 ID:D30LGKJg0
そう考えると、あの日の出来事も疑わしく思えた。
一〇月一八日、垣根、美琴、上条、白井の四人でカラオケに行った日だ。
その日四人は偶然遭遇した銀行強盗の犯人を捕らえた。

だがその犯人は小細工を施しており、美琴、上条、白井の三人が捕まえた男は囮で、本命は別にいた。
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391: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:45:04.47 ID:D30LGKJg0
それは並の能力者には到底耐えられるはずのないものだ。
大能力者であっても、不意にそれを食らって平気でいられるわけがない。
仮に耐えられたとしても、ああも平然としていられるはずがないのだ。
なのに垣根はかすり傷一つ、火傷一つすら負うことはなかった。
だが美琴はそのことに一切疑問を感じることはなかった。
以下略



392: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:47:12.43 ID:D30LGKJg0
「分かってんのか、テメェのその無用心さがこの状況を招いたってことに。
テメェが気付けていたら、ここまで面倒なことにはならなかったはずだぜ」

「それでもよ。どんなに甘いと言われたっていい。
それでも私は友達を、アンタを疑いたくなんてない」
以下略



393: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:48:12.44 ID:D30LGKJg0
    ――『どうした上条。知恵熱か?』――


    ――『上条さんを赤ん坊と同じにしないで!?』――

以下略



394: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/14(金) 00:50:16.80 ID:D30LGKJg0
「戯れるな」

だが垣根はそんな美琴の言葉を一蹴した。
美琴の希望を一つ一つ砕いていくように、言った。

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