過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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893: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 01:22:37.65 ID:Ey27nqdF0
五人はその場から飛び上がり、それぞれが散り散りになるのではなく全員が一箇所へと集まった。
その瞬間。垣根の背後から、特有の重低音を伴って先ほど見たばかりのカマキリのような形をした駆動鎧が現れた。
ファーブオーバー。第三位の超電磁砲を再現・超越するための駆動鎧。
垣根が先ほど破壊したものとは違う。二台目の殺人兵器。

「まさかと思いますが、ファイブオーバーがあれ一台だけだなんて思いました?」

相園の小馬鹿にするような声と共に、容赦なく本家すら上回る威力でレールガンが放たれる。
脅威の火力と連射性能を持ち合わせるそれは、一切の容赦をせずに垣根へと食らいつく。
兵器のもっとも恐ろしい点は善悪がないことだろう。
まともな人間が使えばもしかしたらまともな結果を生むかもしれない。
だが少なくとも今は、垣根帝督という人間を消し飛ばすための最悪な使い方しか為されていない。

「―――だろうな」

ファイブオーバーが二台あることなど予想していた。
まるでそう言わんばかりの様子で垣根は再度白翼に身を包む。
激しく伝わる莫大な破壊力。だがいつまでも受身ではいない。
先ほどと同じように、白光であっさりと薙ぎ払う。

「諦めの悪い。もう終わってんだよテメェらは」

まるで出来の悪い生徒に解説するように垣根は笑う。
ガトリングレールガンを以ってしても第二位は倒せない。
そこで、垣根はそれを見た。

最初に目に入ったのは、五人が何かの砲台のようなものを準備しているところ。
何本もの黒い帯が壁や空中通路などに繋がれていて、中央の部分がU字に折られている。
見ようによってはパチンコのようにも見えた。


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