22: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/05(金) 14:42:48.01 ID:1i2XHQMk0
暦「いってええええええええええええ!!」
台詞を言う前に蹴るなよ! せめて言い終わってから蹴れよ!
と言うか、ほれってそんな可愛い台詞と同時に出すべき蹴りの速度じゃなかったぞ!
23: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/05(金) 14:43:14.30 ID:1i2XHQMk0
ゴールデンチョコレートの数が三つから二つに減っているのにも気付かずに、馬鹿な奴め。
でも、よくよく考えたら奢らされる事が前提になっている時点で、馬鹿な奴は僕の方かもしれない。
24: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/05(金) 14:43:44.83 ID:1i2XHQMk0
閑話休題。
妹達を驚かせる為に、未だに僕はクローゼットの中で身を潜めたままだ。
忍との無駄なやり取りもあったせいで、そろそろ丁度良い時間なのでは無いだろうか?
25: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/05(金) 14:44:10.51 ID:1i2XHQMk0
その逆。
【既に妹達が起こしに来る時間から三十分程過ぎていた】
おかしい、携帯の時計が狂っているのか?
26: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/05(金) 14:45:53.01 ID:1i2XHQMk0
すぐ頭に過ぎったのは、つい先日の事。
暴力陰陽師、影縫余弦。
そもそも、そもそもだ。
27: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/05(金) 14:46:22.47 ID:1i2XHQMk0
暦「火憐ちゃん! 月火ちゃん!」
気付けば、さっきまでの驚かせようと言うわくわく感は、焦燥感に変わっていた。
クローゼットの扉を勢いよく開け、続いて部屋の扉も壊れんばかりの勢いで開く。
28: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/05(金) 14:46:49.44 ID:1i2XHQMk0
と、ここでふと思い付く。
もし、ただ出掛けているだけだとしたら、僕の焦りっぷりは、それはもう滑稽なのではないか。
その思いから、半ば祈りながら玄関へと足を向ける。
29: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/05(金) 14:47:17.55 ID:1i2XHQMk0
一度降りた階段を上り、火憐と月火の部屋の扉を勢いよく開ける。
ここで、二人が居れば僕はとても安心できたのだが……部屋はもぬけの殻だった。
暦「……くそっ!」
30: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/05(金) 14:50:07.48 ID:1i2XHQMk0
気付くべきだった。
『それ』をする前に、僕は気付くベきだったんだ。
その行為を指し示している物的証拠はいくつもあった。
31: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/05(金) 14:51:18.44 ID:1i2XHQMk0
しかし、僕はその二人では無い。
前置きが少し長くなってしまったが、結論から言うと、火憐と月火は見つかった。
本人達からしてみれば、何をやっているんだこの兄は? との感じだっただろう。
32: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/05(金) 14:51:45.74 ID:1i2XHQMk0
以下、回想。
僕が唯一捜していない場所。
阿良々木家の風呂。
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