過去ログ - 暦「火憐ちゃん、ごめん」
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381: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:33:32.15 ID:PGWDh4gJ0
勿論、門が開いている訳も無いので、それを飛び越えて中に入る。

警備員や通りすがりの人に見つかれば、それこそマズイ事になりそうだ。

捕まったのが高校生となれば、尚更か。
以下略



382: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:34:11.37 ID:PGWDh4gJ0
幸いにも、警備員の姿等は見えなかった。 この町の治安を考えれば、納得だけれども。

そして。 それから程なくして。 すぐに。 すんなりと。 屋上へと繋がる扉の前へと、僕は到着した。

一度、扉の前で足を止め、目の前を見据える。
以下略



383: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:34:38.29 ID:PGWDh4gJ0
あー。 でも、家に入るのにも二階の窓とか使う奴だし、不思議では無いのか。

まあ、家の二階と高さは随分違うけどな。

あいつ自体、生きる不思議みたいな感じだし、そんな感じの物だと思おう。
以下略



384: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:35:05.74 ID:PGWDh4gJ0
本来ならば、こんなどうでもいい事なんて考えずに、とっとと扉を開けるべきなのだろうけれど。

少しだけ、怖かった。

火憐に突き放されるのが、少しだけ。
以下略



385: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:35:50.62 ID:PGWDh4gJ0
これが羽川だったり、千石だったり、八九寺だったり、神原だったり、それに戦場ヶ原だったりしたら、僕はここまで怖くなかったんだと思う。

あいつらの時は、自分の都合なんて考えずに、殆ど無理矢理、あいつらが助かるのを手伝った。

八九寺は厳密に言えば違うけれども。 しかし、方向性は違う……のかな。
以下略



386: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:36:21.95 ID:PGWDh4gJ0
でも。

だから。

けど。
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387: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:36:50.90 ID:PGWDh4gJ0
嘘を付くのも、止めだ。

火憐にも。

僕自身にも。
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388: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:37:17.50 ID:PGWDh4gJ0
第一。

火憐はそんな奴じゃないから。

自分に言い聞かせる様に、思考する。
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389: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:38:31.77 ID:PGWDh4gJ0
よし、そうと決まれば。

鍵を外し、扉に手を掛ける。

大分錆付いてる様に見えたが、意外にも扉はすんなりと開いた。 音も立てずに。
以下略



390: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:38:57.85 ID:PGWDh4gJ0
僕の妹、阿良々木火憐は手を頭の後ろで組んで、屋上に大の字で寝転がっていて、空を見上げていたのだから。

こういった仕草が、一々男っぽいよなぁ。 つくづく思うけど。

暦「正義の味方が、夜の学校に侵入して良いのかよ」
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