過去ログ - モバP「小関麗奈のせかいせいふく」
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42: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:00:22.91 ID:RYLbRcvj0

絶句。

入ってすぐの選考員の反応はそれだった。
正直、なんとなく予想はしていた。けど、これがアタシ。
以下略



43: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:01:14.61 ID:RYLbRcvj0

数ヶ月…時間を無駄にすることなく、積み上げてきたものがあった。

面接を終えてからの2次選考…つまり、ボーカル、ダンスの審査。
それらを前にして…アタシは、半分も実力を出せなかった。
以下略



44: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:02:18.41 ID:RYLbRcvj0

その後のことは、よく覚えていないのよ。

気付いたら、車に揺られていた。
ガラス越しに見えた景色に、色はついていなかった。
以下略



45: ◆oqwiViwowY[saga]
2013/04/11(木) 12:03:41.78 ID:RYLbRcvj0

上手くいきませんでした。

あれだけレッスンしてもらったのに、すみません。
でも、きっと、次は合格してみせますから、応援して下さい。
以下略



46: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:05:35.51 ID:RYLbRcvj0

ただいま。

聞こえるか聞こえないかの小声で家に戻った。
あら、おかえり。オーディションは…
以下略



47: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:06:03.41 ID:RYLbRcvj0

ただいま。

父親の声が玄関に響いていた。
アタシは部屋で、ベッドの中に身体を埋めていた。
以下略



48: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:06:53.51 ID:RYLbRcvj0

うん、これ、美味しいよ。

ええ。麗奈の好きなものばかり、作ったんだから。
そっか。よかったな、麗奈。疲れてるだろうし、早く寝るといい。
以下略



49: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:07:37.44 ID:RYLbRcvj0

「…え?」

「だって、それは…アタシ、なにも、できなくて」

以下略



50: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:08:41.75 ID:RYLbRcvj0

トレーナーさんにも、素直に謝って、伝えることができた。

すみません。アタシ…上手くやることが、できませんでした。
でも、次はきっと、合格してみせますから、応援して下さい。
以下略



51: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:09:56.78 ID:RYLbRcvj0

説明がなくとも、もう、既に理解していた。

それまでに、極限まで技術を磨く。
家に帰っても、ダンスレッスンのDVDをみていた。
以下略



52: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:11:03.17 ID:RYLbRcvj0

最初は定型句だった。

どうして、アイドルを目指しているか。
小さな頃から、憧れていたから…そう書いてあった。
以下略



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