過去ログ - モバP「小関麗奈のせかいせいふく」
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47: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:06:03.41 ID:RYLbRcvj0
ただいま。
父親の声が玄関に響いていた。
アタシは部屋で、ベッドの中に身体を埋めていた。
48: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:06:53.51 ID:RYLbRcvj0
うん、これ、美味しいよ。
ええ。麗奈の好きなものばかり、作ったんだから。
そっか。よかったな、麗奈。疲れてるだろうし、早く寝るといい。
49: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:07:37.44 ID:RYLbRcvj0
「…え?」
「だって、それは…アタシ、なにも、できなくて」
50: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:08:41.75 ID:RYLbRcvj0
トレーナーさんにも、素直に謝って、伝えることができた。
すみません。アタシ…上手くやることが、できませんでした。
でも、次はきっと、合格してみせますから、応援して下さい。
51: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:09:56.78 ID:RYLbRcvj0
説明がなくとも、もう、既に理解していた。
それまでに、極限まで技術を磨く。
家に帰っても、ダンスレッスンのDVDをみていた。
52: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:11:03.17 ID:RYLbRcvj0
最初は定型句だった。
どうして、アイドルを目指しているか。
小さな頃から、憧れていたから…そう書いてあった。
53: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:12:39.94 ID:RYLbRcvj0
また訪れる、オーディション当日。
少し大人びたような、そんな服を着て。
バッグの中には、いつものアタシの服とジャージを入れて。
54: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:13:45.08 ID:RYLbRcvj0
部屋に入ると、ああ言っていたけど、やはり緊張したわ。
数人の視線が、全てアタシに注がれるのだから。
誰もがアタシの一挙一動を観察している。そう思った。
55: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:15:15.73 ID:RYLbRcvj0
「失礼しました」
退室する瞬間、背中越しに声が聞こえた。
56: ◆oqwiViwowY[saga]
2013/04/11(木) 12:15:49.75 ID:RYLbRcvj0
書き溜めの投下は以上になります。
またここからゆっくりと書いていきます。すみません。
57: ◆oqwiViwowY[sage]
2013/04/11(木) 12:31:49.71 ID:RYLbRcvj0
>>55 修正です。
☓ テンションがあがってしまって、どうしようもなかったの。
○ テンションがあがってしまって、どうしようもなかったのよ。
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