10: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/04/10(水) 00:39:53.75 ID:hv1LvJ230
男「もう、友人のせいで面倒なことになっちゃったじゃないか」
男友「隠すほどのことでもないだろ? 誰にだってある恥ずかしい過去なんざ」
女「恥ずかしい過去? 現在の在り方より恥なことなんてそうないでしょう?」
11: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/04/10(水) 00:41:18.18 ID:hv1LvJ230
女「次はないと思いなさい」
男友「的を射たあだ名だと思ったんだけどな。まあそんなあだ名が似合うくらい、中学時代の男は暗かったんだよ」
女友「想像つかないな、暗い男くんって」
12: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/04/10(水) 00:43:35.58 ID:hv1LvJ230
□帰り道
女友「今日は楽しかったねー。山もたまにはいいねっ」
男友「だな。夏は海行こうぜ」
13: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/04/10(水) 00:44:27.35 ID:hv1LvJ230
□手術室前
女「……」
女友「女ちゃん……」
14: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/04/10(水) 00:46:19.05 ID:hv1LvJ230
□五日後
女友「女ちゃん、今日もお見舞い行くんだよね」
女「ええ」
15: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/04/10(水) 00:47:30.07 ID:hv1LvJ230
□翌日 学校
女友「よかったね、男くん目を覚まして」
女「ええ。でも昨日は私がいる間に意識がはっきりしなかったようだから、今日もお見舞いに。女友も行く?」
16: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/04/10(水) 00:48:39.36 ID:hv1LvJ230
戸を開けると広めの部屋の真ん中にベッドがある。
横にある丸椅子にちょこんと妹さんが座っていた。私に向けられた眼差しはとても厳しいものだけれど、仕方ない。
彼が事故にあったのは私のせいだ。
17: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/04/10(水) 00:49:26.31 ID:hv1LvJ230
女「……」
男母「元気出して、と言っても無理よね。とりあえず事情だけ説明しておくね」
女「……」
18: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/04/10(水) 00:50:44.56 ID:hv1LvJ230
妹『え?』ヒョコ 『なんだ、やっぱりあの人じゃん』
男『違うぞ。これは女さんじゃない』
妹『兄ちゃん、なに言ってんのさ。これは兄ちゃんの想い人だよ』
19: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/04/10(水) 00:51:31.06 ID:hv1LvJ230
女「……」
女「……」
20: ◆QkRJTXcpFI[saga sage]
2013/04/10(水) 00:52:40.25 ID:hv1LvJ230
区切ります。
特に決めてないですが多分、また明日。
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