過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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20: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:20:41.05 ID:0wYW71OQo





以下略



21: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:21:39.64 ID:0wYW71OQo
 私と夜科アゲハは連れ立って街を歩く。会話はない。
 彼は、私が話をする気がないことに気がついていて話しかけてこないように思える。
 これから遭遇するであろう使い魔のことを考える。大した問題ではなさそうだ。
 黙々と私は歩を進めるが、ふと『PSY』という力のことが気になりだす。
 当然だった。
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22: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:22:38.49 ID:0wYW71OQo
 今度こそどんなことにも驚かない覚悟で私は肯定する。

「プログラム”ネメシスQ”。前に話したサイレンの管理者たるプログラムだ。こいつが化け物じみた強力な
『PSY』でな、単純に説明するなら時間遡行。俺たちはその力で十年後の未来と現在を行き来する羽目になっ
たわけだ」
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23: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:23:38.13 ID:0wYW71OQo
 サイキッカーっていうのは随分と世界が狭いのかしら、と思ったところで気づく。魔法少女の世界も存外に狭
いということに。日陰者の宿命というやつかしら。

「色々とありがとう、参考にさせてもらうわ。それじゃあ、開くわね」

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24: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:24:38.24 ID:0wYW71OQo
 見れば、夜科アゲハは目を閉じて集中を高めているようにも思えた。
 その立ち姿からは先ほどとは比べ物にならない凄味のようなものが滲み出ている。

「気を付けて」

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25: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:25:40.25 ID:0wYW71OQo
 使い魔を拘束している手からほんのりと力が抜け始めている。
 私はそれに気づいて慌てて手綱を掴みなおす。
 けれど、掴みなおした手は震えていておよそ使い物にならなさそうだった。
 悔しい、と思う。なぜこんなことに。突然こんな風になる要素なんて何一つなかったはずなのに!

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26: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:26:39.03 ID:0wYW71OQo





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27: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:27:38.48 ID:0wYW71OQo
 鼻に挿れてある詰め物が血液でドロドロになってしまったので私は新しく詰めなおす。

「脳覚醒がこんなに厄介だなんて。どうして彼は先に教えておいてくれなかったのかしら?」

 脳覚醒の詳しい症状を聞いておかなかった私にも、当然落ち度はある。だけど納得いかない。
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28: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:28:39.29 ID:0wYW71OQo
「そーかい。んじゃ、早速始めるぜ」

 そう言って夜科アゲハは手近な柱に寄り掛かる。

「レッスンワン。その場所から一歩も動かずに俺に触ってみせろ。いいか、重要なのはイメージだ。それを具現
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29: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:29:38.25 ID:0wYW71OQo
 私は半ば叫ぶようにそう口にしていた。
 けれど、私はひどい頭痛に襲われる。あまりに強烈なそれに対して、立っていることが出来なくなる。

「『PSY』の力を長時間使い続けることが困難な理由がそれだ」

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30: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:30:38.40 ID:0wYW71OQo
 夜科アゲハはそこで一度言葉を区切ると、両の手のひらを音を立てて合わせる。
 そして、その手を離すとそこにはテレビの音声端子にさすような端子が具現化されていた。
 彼はそれを私に向かって投げつける。
 投擲されたそれを見て、私は思わず回避行動に出るが、その端子は吸い付くように私の元へとやってくる。  そして、刺さった。
 刺さった。
以下略



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