過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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47: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:47:38.18 ID:0wYW71OQo
「そう、だよね。ほむらちゃん入院してたんだもんね。それなのに、あれだけ色々出来るなんて、すごいね。挨
拶の時にもそういってたのに、今日一日のほむらちゃんを見てると、そんな感じ全然しないのになって思っちゃ
って」

 まどかの表情に少し陰りが見える気がする。
以下略



48: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:48:38.91 ID:0wYW71OQo
 ピクンと、まどかの首が跳ねる。どうやら接触が来たようだった。

「ほむらちゃん?」

「どうしたの鹿目さん?」
以下略



49: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:49:42.06 ID:0wYW71OQo
「ほむらちゃん!でも、さっきからずっと助けてって!今にも死にそうな声なの!」

 死にそうな声、ね。いや、恐らくもう何度か死んでいるはずだ。

「分かったわ。でも、危険な状態かもしれないからここからは歩いていきましょう?あと、私に前を歩かせて」
以下略



50: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:50:38.00 ID:0wYW71OQo
 右の耳が半ばから欠損している。同じように左の後ろ脚も完全に消失していた。もう、立ち上がる気力もない
ようで、小さく蹲り浅い呼吸をしている。
 その惨状に圧倒されて動けないでいる私の隣をまどかが走り抜く。
 まどかは傷だらけのインキュベーターを抱きかかえ、「大丈夫?」と声をかけていた。
 どう考えたって大丈夫じゃないだろうに。
以下略



51: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:51:38.49 ID:0wYW71OQo
 どうやら追いかけてくる気はないらしい。まぁそれはそうだろう。しかし、何という気迫だ。私でさえ心臓を
潰されるかと思った。

 まどかを抱えて走っていた私の視界がぐらりと揺れて、辺りの景色が一変する。
 薔薇の魔女の使い魔の結界。
以下略



52: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:52:38.33 ID:0wYW71OQo
「鹿目さん、この地面にあるバラの花は踏まないように注意して。もしバラの花を踏んでしまうとこいつらは怒
って襲ってくるわ」

 まどかの返事が小さく聞こえる。衝撃映像二連発は伊達じゃない、か。

以下略



53: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:53:38.12 ID:0wYW71OQo
「事情は後で説明するわ。今はここを脱出するのが先決」

 短くさやかに声をかけ、私は盾の中に手を突っ込むと、ベレッタM9を取り出す。
 広範囲を一気に制圧するような攻撃手段が乏しいことに私自身少し落胆する。

以下略



54: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:54:38.10 ID:0wYW71OQo
 巴マミの圧倒的な火力の前に使い魔の結界はあっという間に敗れ、ほどなく私たちは元の廃ビルの風景を取り
戻す。

「きゅうべえ?って、酷い怪我じゃない!!その子を私に渡して?治癒魔法をかけるわ」

以下略



55: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:55:44.17 ID:0wYW71OQo





以下略



56: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:56:37.43 ID:0wYW71OQo
 心地いい日差しが教室に差し込み、授業は滞りなく進んでいく。
 時折、指名されることがあるがそれは私の思考を止める一石にもならない。
 昨日の出来事が頭の中で反芻されていく。もっといい方法はなかったのか。やはり、あれだけはもっと徹底的
に潰しておくべきだったか。インキュベーターとの接触は何としてでも阻止すべきではなかったのか。

以下略



57: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:57:38.49 ID:0wYW71OQo
 私は、いいえ。私たちは近場のファーストフード店に集まっていた。集まっていたとはいっても、そのうちの
三人は一緒に学校を出て一緒にこの店に入ったわけだ。

「さて、それじゃあ魔法少女体験ツアー第一弾行ってみましょうか?準備は出来てる」

以下略



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