過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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812: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/07/10(水) 00:10:16.62 ID:04OMXbV60


狛枝「七海さん、提案があるんだ」

七海「提案?」

狛枝「このままやっていても僕に攻撃は絶対に当たらない」

七海「……」

悔しいが、その通りである。
推理と才能。
その両方を完璧に扱いこなしている今の狛枝に、七海の勝ち目は無い。
意表をつければ勝機はあるかもしれないが、狛枝凪斗があっさりと敵に隙を見せるはずも無く。

狛枝「これを受け取って」

狛枝は懐から一挺の拳銃を取り出すと、地面を滑らせるようにして七海に渡した。
そしてもう一挺取り出すと、それを構える。
転がってきた拳銃を拾い上げる。
それは霧切が使っていた回転式拳銃と同じもので。

狛枝「君の拳銃の中には、弾が一発だけ入ってる。僕も同じように、一発だけ入っているよ」

そう言うと、シリンダーを振り出し、中身を七海に見せる。
そこには銃弾が一発しか入っていなかった。
それを七海が確認すると、狛枝はシリンダーを戻す。

狛枝「一応七海さんも確認した方が良いよ」

七海も同じようにして、シリンダーに一発だけ装弾されているのを確認する。
そして七海はなんとなく、この先の展開を予感する。

狛枝「内容は簡単、西部劇の決闘シーンと同じだよ。背中合わせに立って、五歩歩いて…バーン」

狛枝「生き残ったほうが、勝ち」

七海「……」

勝負の内容は七海が想定していた通りだった。
しかし、この勝負が見た目ほど簡単なものでもないと理解している。
この勝負は、勿論拳銃の腕も関わってくるが、何よりも運が絡む。
その時点で明らかに狛枝にアドバンテージがある。
それは狛枝も分かっているだろう、だがしかしそれでも提案した。

七海(このまま戦っても私に勝ち目があるかは分からない…けど)

七海(この勝負は、運。狛枝くんが強運でも、私に可能性が無いわけじゃない、たぶん)

運はあくまで運なのだ。
どれだけ幸運でも強運でも、運とは本来は不確定なもの。
七海に可能性が無いわけではない。
それでも、分が悪い勝負に変わりは無い。

狛枝「僕としては…このまま戦いを続けるよりも良い提案だと思うんだけど……どうかな?」

七海「……」


1 勝負を受ける
2 勝負を受けない





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