過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/07/21(日) 23:42:59.57 ID:kNW/cQ9l0
カムクラが叫んだ隙にバックステップで距離をとった俺の足に、何かが当たる感触がした。
警戒を怠らずに拾い上げると、それは“暗示を解く薬”とカムクラが言っていた錠剤だった。
その錠剤の説明書きをよく見ると、
これはカムクラ…もとい日向クン専用のお薬だよ☆
このお薬を飲むと…なんと素敵!あの何もかもを絶望に陥れていた全盛期のカムクライズルの力がタダで手に入っちゃいまーす☆
しかも副作用はないどころか、嬉しい効果だらけだよ?
全身の筋肉は膨張して普段の自分お力の何倍も引き出せちゃうし、痛みだって感じない。
そう、これは言うならば超高校級のドーピング薬なのです!
まあ、使った後にほんのちょっと頭痛があるけど、それを堪えれば…っていうかむしろそれに身を任せればぜんぜん問題ないから。、じゃんじゃん使ってねー☆
などと言うくだらない説明がしてある。
この薬はどうやら暗示を解くだけじゃなく、ブースタードラッグの役割も果たしていたらしい。
……。
俺はケースから錠剤を取り出すと、躊躇いなく口に放り込んだ。
そのまま、飲み込む。
カムクラ「……へぇ、結局使うんだ」
日向「っ…俺は、こんなところで死ぬわけにはいかないんだよ……」
効果は直ぐに現れる。
筋肉がはちきれそうなくらい膨張し、アドレナリンが驚くほど分泌される。
先程まで感じていた痛みは消え、僅かな高揚感。
そして──脳で囁かれる、絶望。
日向(俺は……日向創だ)
きっといつかの俺も、皆も、こうして絶望に染まっていったんだろう。
自分ではどうすることも出来なくて。
誰かに助けを求めることも出来なくて、差し伸べられた手を振り払って。
こんな俺にも……待ってくれている人がいる。
こんなちっぽけな絶望に屈するほど…日向創は、弱くないッ!
日向「行くぞっ!」
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