過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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983:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 21:50:48.29 ID:D/J1TKXp0
「それで、オレらは何をすればいい?」

藤馬が訊いた。

「んー…とりあえずここで篭城…かな」

千尋は言いながらペンを走らせた。
盗聴されているので必要な事は口に出さず、怪しまれないように適度に会話をするように、これが千尋の指示だった。
藤馬の言葉も、間を持たせるためのものだ。

「ロウジョウ?」

「ああ、立て篭もるってことね、ここに」

薫が訊いたのは、本当に言葉の意味がわからなかったからだろう。
千尋は苦笑し、紙を皆に見えるように置いた。

『計画としては、車に火薬を詰め込んで学校に突っ込ませて爆発させる。
 あとは混乱させる布石として、時限爆弾でも用意しようかな?
 とにかく燃やす為の道具を作る事が先決だね。
 とりあえず、皆で集めなきゃいけない物があるんだ。
 動かせそうな軽トラ・ガソリン・肥料・空き瓶・漂白剤・木炭。
 まだ色々あるけど、探せそうな物から探そう』

「じゃあ、穂高クンは外行ってきて」

「はぁ!?」

穂高が叫んだ。
しかし、千尋が“軽トラ”と“ガソリン”と“木炭”を指差しているのを見て、頷いた。

「近くに誰かいるかもしれないでしょ?」

「…ああ、わかったよ」

これは、もちろん間を持たせる会話だ。
もちろん本当に誰かがいるなら仲間にするだろうが。

「藤馬クンと薫チャンは上で色々物色してきてよ、何かいい物あるかもだし」

そう言いながら“肥料”と“木炭”を指差した。
藤馬と薫はも頷いた。

「オレは1階で色々探すから、奈都希チャンは見張りお願いするよ」

「はーい」

奈都希は声で合図した。

「あ、オレ武器持っていっていいよな?」

穂高が声を上げた。
千尋は思い出したように手をぱんっと合わせた。

「そうだそうだ、武器の事すっかり忘れてた。
 皆それぞれ支給された物出して。
 万が一の時の戦力を把握しておきたいからさ」

千尋は立ち上がって入り口付近に置いてあった買い物篭を1つ取ってきて、その中に自分に支給された物だろう、自動拳銃(ワルサーPPK)を置いた。

藤馬もデイパックを引っ張って来、中からウージー9ミリサブマシンガンを出した。
強力そうな銃に、思わず「おおっ」と声が上がる。穂高はベルトに差し込んであったヌンチャクを入れた。
「これってアチョーッってやつだよね?」と薫がジェスチャーをすると、その動きがおかしかったからか穂高が笑い声を上げた。


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