10: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 14:56:39.38 ID:apyY2YgH0
1dayのコンタクトレンズだったので、なかなかに値が張った。
さらにぼくは乱視だったので、助長する原因だった。
だが、これでメガネともおさらばだ。
髪を整え、上質な服を着たぼくは、見違えるようだった。
これはぼくのためであり、彼女のためでもあるのだ。
もし、デートを了承してくれれば、隣を歩く。
その際に、彼女に恥をかかせたくない。
そういえば、メールを送ったままだった。
携帯を開くと、ちひろさんからメールが来ていた。
楽しみにしています。待ち合わせは、駅前で。
見たい映画のリストを添えてくれていた。
彼女は本当に機転がきく。
ぼくは彼女に映画の好みを聞いていないし、場所も。
感謝を通り越して尊敬を覚えるほどだった。
さて、家に帰ることにしよう。
家に戻り、シャワーを浴びる前に、ぼくは躊躇った。
この髪型をよく覚えておかなければ。
プロデュース業で培った記憶力で定着させた。
ぼくは、明日の映画を楽しみに、眠りについていた。
ちひろさんは、驚いてくれるだろうか。
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