1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 00:50:06.14 ID:d8IUZfmRo
私の名前は千川ちひろといいます。
私の使命はシンデレラガールズプロジェクトの隆盛!
そのためにプロデューサーさんやアイドルたちのサポートを行っています。
具体的にはプロダクションの事務仕事全般を受け持っています。
そう。
アイドルたちを輝かせ、プロデューサーを手助けする。それが、私の役目なのです!
それなのに……。
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千川ちひろ
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 00:52:20.07 ID:d8IUZfmRo
春菜「今日はどのフレームがいいですかね? 気分的にはフォックスなんですけど!」
上条春菜(18)
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P「フォックスか。今日は挑戦的な気分ってわけか? そうだなあ、フォックスでフルリムはちょっと意地の悪い感じに見えかねないからな……」
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2013/04/29(月) 00:52:29.37 ID:W7kdMpluO
ちひろさんSS多くて嬉しい
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2013/04/29(月) 00:53:52.11 ID:d8IUZfmRo
比奈「毎日よく飽きませんねー」
荒木比奈(20)
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P「なにがだ?」
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2013/04/29(月) 00:55:06.24 ID:d8IUZfmRo
P「俺は伊達しかかけられないからな」
春菜「かけるなら、コンタクトにゴミがはいらないように大きめのタイプだけですもんね」
比奈「え? 伊達しか?」
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2013/04/29(月) 00:56:24.95 ID:d8IUZfmRo
P「しかしな、アイドルとしての売り方を考えても、普段眼鏡をかけてるってのは使いようがあるんだぜ」
春菜「そうだよ、比奈ちゃん!」
P「さっきも言ったように眼鏡のイメージを変えることで手軽にその場にあった雰囲気をまとえるし、コンタクトにして普段とのギャップを狙うこともできる」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 00:57:17.73 ID:d8IUZfmRo
ちひろ「……」
比奈「ん? あれ、ちひろさん?」
ちひろ「ちっ……。眼鏡バカどもが……」
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2013/04/29(月) 00:57:43.42 ID:d8IUZfmRo
ちひろ「うちのアイドルのスケジュール、ご存じですか?」
P「……空いて、ますね」
ちひろ「……」
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2013/04/29(月) 00:58:37.44 ID:d8IUZfmRo
――移動中の車内――
春菜「あー、びっくりしたー……」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 00:59:48.22 ID:d8IUZfmRo
春菜「はいっ?」
比奈「そうなんすか!?」
P「うん。あの人はシンデレラガールズプロジェクトの所属だよ。もちろん、うちで仕事して貰ってる以上は守秘義務とかの契約はしてるけど。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:00:18.20 ID:d8IUZfmRo
P「うん。だが、俺としては、プロジェクトのことだけじゃなく、いろいろ考えて動いているからな。お前たちをトップアイドルにするためには……って」
比奈「方針が違うってことっすか?」
P「そういうこともあるかもな。俺はお前たちがトップに駆け上ることが出来ると確信しているから、焦る必要はないと考えているんだが」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:01:38.92 ID:d8IUZfmRo
――とある大学正門前――
晶葉「さて、タクシーを捕まえるか……。電車のほうがいいかな? っと、あれは……」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:02:26.85 ID:d8IUZfmRo
P「お前の実力はかなりのもので、日本に大幅な飛び級がないのが残念だと言っていたよ」
晶葉「……別にこの大学に入ろうと思っているわけでもないのだがな」
P「だが、実際にそういう話を聞くと、晶葉にとってなにが一番の道なのかをしっかり考えなきゃいけないなと思ったりするんだ」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:03:07.12 ID:d8IUZfmRo
P「……ああ」
晶葉「助手と私、二人で『池袋晶葉』というアイドルを形作り、完成させ、世に認めさせる。それが二人の誓いではなかったか?」
P「……」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:03:35.63 ID:d8IUZfmRo
P「まったく、頼もしいな」
晶葉「当たり前だろう。……そういえば、会議室のプロジェクターの調子が悪いとか言っていなかったか?」
P「え? ああ、あれ。もう寿命だろ」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:06:32.20 ID:d8IUZfmRo
――事務所――
P「晶葉はプロジェクターの修理にかかって、会議室にこもりきり。比奈と春菜はしばらく帰ってこない。……ちひろさんと話すなら、ここだな」
ちひろ「はい? なにか言いました?」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:07:38.57 ID:d8IUZfmRo
ちひろ「ではお言葉に甘えますが……。前回のフェス、グループ内での順位は何位でした?」
P「……12組中、11位です」
ちひろ「海外ツアーの成績は?」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:08:39.38 ID:d8IUZfmRo
P「うちの子たちは、個々のライブバトルを見れば、勝率はそれなりのものです。
全体で下位に甘んじているのは、他所のライブ回数が異常なほど多いからです」
ちひろ「……この事務所を基準に考えればそうかもしれませんが……」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:09:38.95 ID:d8IUZfmRo
P「たしかにあの三人はシンデレラガールズプロジェクトが始まってから、俺が見出したアイドルです。
しかし、それは、彼女たちの活躍がプロジェクトのうちにとどまるということを意味しない」
ちひろ「なにを、なにを言っているんですか、プロデューサーさん!」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:10:44.50 ID:d8IUZfmRo
P「だから、俺は彼女たちを急いで育てたくない。王子様に見初められて一夜にして妃の座につく灰かぶりでなくてもいいと思ってるんです。
それよりも、それこそ町の歌姫からじわじわとですね……」
ちひろ「……黙りなさいっ!」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:11:49.84 ID:d8IUZfmRo
ちひろ「プロジェクトより尊いものなどありません!」
P「……はい?」
ちひろ「なぜライブを開かないのですか? なぜドリンクを買わないのですか? なぜ下位に甘んじるのですか?
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