過去ログ - モバP「なぁ、凛」凛「・・・何?」
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2:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 16:38:47.27 ID:dJ0o64jn0
一週間のうち、最後の平日。学校帰りにそのまま事務所へ行き、レッスンまでの時間を適当につぶしていた、秋の半ばごろだった。
ソファに座って雑誌を読んでいると、後ろからプロデューサーが話しかけてきた。
3:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 16:41:08.72 ID:dJ0o64jn0
後日、改めて承諾の意を伝えて、互いに自己紹介ってなったときは思わず動揺して強がってしまった。
『よし、これでとりあえず書類はオッケーだね。俺は―――だ。今後君のプロデューサーって形で、いろいろやっていくことになる』
4:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 16:46:23.47 ID:dJ0o64jn0
「それで?その、二人って誰と誰なの?先週入ったって言ってた子かな」
「あぁ、そうだ。一人は神谷奈緒っていう、凛より二つ上の子なんだが、まぁなんというかな、少し素直じゃないところがあるんだな、これが」
5:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 16:50:09.26 ID:dJ0o64jn0
私、渋谷凛にとって、誰かとステージに立つことはあまり珍しいことじゃない。
今は特にユニットを組んでいるわけではないけど、よく雑誌とかで書かれる所謂「ニュージェネレーション」などでステージに立つことは多い。
6:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 16:54:29.81 ID:dJ0o64jn0
「おい加蓮、大丈夫か?」
「もうだめだよー・・・ちょっと休憩させて?」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/01(水) 16:58:34.36 ID:hSirpaG10
期待しとるで
8:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 16:58:51.50 ID:dJ0o64jn0
「・・・もう、いいですか?」
なんてトレーナーさんが声をかけるまで私たちはなぜか手を握り合って顔を突き合わせて頷きあっていた。
うまくやっていけそうだった。
9:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 17:06:04.92 ID:dJ0o64jn0
私はいつも、別人になる。
10:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 17:08:26.62 ID:dJ0o64jn0
「―――はい、じゃあ、ここまででいいですよ」
トレーナーさんの声で現実に戻る。少し前のことを思い出してたけど、レッスンの内容はきっちり頭に残っていた。
11:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 17:10:56.46 ID:dJ0o64jn0
「・・・す・・・」
「す?」
12:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 17:12:48.27 ID:dJ0o64jn0
「あ、もしもし、プロデューサー?」
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