過去ログ - エルフ「私は死にたい」旅人「俺は生きたい」
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:44:59.06 ID:1QSufv5m0
旅人「あれだけいればお前の腹も膨れるだろう。なに、全て取って食うわけではない。安心しろ」

エルフ「まだ虫を食料にしようと考えてたの!? 無理無理っ」

エルフ「……それにしても凄い数。このドームが彼らの巣なんでしょうか」
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:45:49.13 ID:1QSufv5m0
エルフ「っていうか! どうして建物を出ないんですか!?」

旅人「まだここの探索は終えていない。やるなら最後までだ」  エルフ「ウソでしょ!?」

旅人「そもそもお前が食える物を探しているんだ。砂海へ出ても食料になるものは見つからんだろう」
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:46:47.49 ID:1QSufv5m0
ドームの中では ほとんど暗いと思った事はなかった

元々ここの屋根が日を通す作りになっているため、上からの光が全体に差し込んでいるのだ

奥に進んでもそれは変わりなかった
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:47:30.05 ID:1QSufv5m0
旅人「今の俺は、空っぽなのだろう」

エルフ「何もかも思い出せないの?」  旅人「いや」

旅人「覚えていることは 俺が人間であること、何か目的があったこと」
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:48:16.12 ID:1QSufv5m0
エルフ「わぁぁ……きれいかも……」


通路を抜けるとまた開けた場所へ出られた

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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:49:00.05 ID:1QSufv5m0
そんな事もお構いなしに、続けて巨大な鋏が砂を巻き上げてナナシに振り下ろされる

ナナシは横へ大きく跳ぶと 腰に備えた鞘から二振りの短刀を抜刀して地中から顔を出したサソリと対峙した

恐らくさっきのサソリたちのボスであり、このドームの主なのだろう
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55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:50:22.41 ID:1QSufv5m0
先に動いたのは大サソリ。腕をナナシへ向けて勢い良く伸ばし、その鋏で彼を捉えて真っ二つに切断しようとする

例えナナシの身に付けている鎧が頑丈だとしても あれにはひとたまりもないだろう

咄嗟にナナシはその場で低く体を屈ませて攻撃を下に避けた
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:51:12.25 ID:1QSufv5m0
エルフ「きゃあああああぁぁぁーーーっ!?」


一瞬の油断が隙を生む。だが、彼はあんな攻撃を受けて飛ばされても ゾンビのようにゆらりと立ち上がる

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57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:53:11.85 ID:1QSufv5m0
ナナシは残っていた短刀を一匹に向けて思い切り投げつけた後に私を肩に担いだ


エルフ「ひっ!?」

以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:54:05.18 ID:1QSufv5m0
エルフ「――――――…………ん」


目が覚めたとき、最初に視界に入ったのは 私の傍に腰を降ろしているナナシの姿

以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:56:14.89 ID:1QSufv5m0
旅人「にわかには信じ難い話だな。だが、実際にお前はこうして起きあがった」

旅人「信じよう。お前は不死のエルフだ」

エルフ「気持ち悪いでしょう?」  旅人「何?」
以下略



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