過去ログ - エルフ「私は死にたい」旅人「俺は生きたい」
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2013/06/04(火) 00:48:32.37 ID:i0/nGqrm0
砂海を馬に乗せられ渡ること早数時間、遠くに建物が見えた
ゆらゆらと揺らめいている。蜃気楼というわけじゃない
単に私がこんな恰好で砂海へ出され、熱さで参っているだけなのである
以下略
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2013/06/04(火) 00:49:50.39 ID:i0/nGqrm0
隊長と呼ばれた魔物は 屈強であり、顔面は傷塗れ、片目は潰れたのか眼帯を取り付けていた
隻眼のリザードマンだ。彼が…その 蜷局稲妻隊の族長もとい隊長らしい
ナナシ以上に大きく、目の前に立たれると威圧感がある
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2013/06/04(火) 00:50:55.70 ID:i0/nGqrm0
隊長「その恰好を見て察するところ」 エルフ「え?」
隊長「中々良いとこ育ちの娘みてェだな、あんた」
エルフ「本当にそう思ってるんですか?」
以下略
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2013/06/04(火) 00:51:44.75 ID:i0/nGqrm0
魔物「隊長、水っス……」
隊長「悪いな、大切な蓄えを」 魔物「いえ、問題ねーです…」
隊長「ホレ」
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2013/06/04(火) 00:52:44.10 ID:i0/nGqrm0
エルフ「少し 落ち着けました。ありがとうございます」
隊長「礼はいらんと」 エルフ「状況はどうあれ、私あなたたちに助けてもらえたから」
隊長「ぶっ倒れる一歩手前まで放っておいたのも俺たちだぜ」
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2013/06/04(火) 00:53:47.20 ID:i0/nGqrm0
仮にも部下を何人も失ったのだ。仲間を失って腹を立たせる事のないリーダーも珍しいのではないのだろうか
少なくとも私が彼の立場なら平然としていられない
結構ドライな付き合いか、性格しているのだろうか この男は
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2013/06/04(火) 00:54:37.27 ID:i0/nGqrm0
エルフ「……ここに連れて来られたとき、目隠しされてきました」
隊長「そうなのか?」 エルフ「何か私に見られて困る物とかあるからじゃないの?」
エルフ「いいんですか? 今は何もされずにあなたの後ろを歩いてる」
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2013/06/04(火) 00:55:32.01 ID:i0/nGqrm0
隊長「中の奴らは病に侵されちまって、どうしようもねェー連中よ」
エルフ「病気? どんな?」
隊長「知らんね。そんな知識を持った奴はここにはいやしねェからな」
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2013/06/04(火) 00:56:46.86 ID:i0/nGqrm0
隊長の後ろへ着いて行き、建物の階段を昇って私たちは小さな屋上へ辿り着いた
ここからは 砂海が遠くまで見渡せ、砂ばかりとはいえ壮大な景色に思わず目を見張ってしまった
見上げれば空。雲がゆったりと流れ、太陽がギラギラと地上を変わらず照り付けている
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2013/06/04(火) 00:57:47.95 ID:i0/nGqrm0
旅人「…………」
ナナシは最初こそ凄い剣幕の魔物たちに囲まれ小突かれていたが、隊長が止めに入るとすぐに引いて行き、彼は中へ招き入れられた
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