過去ログ - 少女「雨が止んだなら」
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160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/27(月) 07:29:26.95 ID:Mlv00GWXo

 彼の表情はあくまで真剣だった。
 わたしは強く混乱しながら、自分がどうしてこんなにも混乱しているのかについて考えていた。

 いいじゃないか呼び方くらい。好きに呼ばせてあげればいいんだ。名前なんてなんだっていい。
以下略



161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/27(月) 07:30:59.42 ID:Mlv00GWXo

 それから彼女はわたしの方を見る。静かな視線だった。

「嫌なのはわかります。ですけど、彼をここから追い出すわけにはいかないんです。
 仮に、あなたがここにいなかったとしても、わたしは彼をここに滞在させると思います。
以下略



162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/27(月) 07:31:33.21 ID:Mlv00GWXo
つづく


163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/27(月) 15:52:56.91 ID:7rQR/2WAO
乙です。

続きが気になります。



164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/27(月) 17:38:00.04 ID:h2PFvf5DO
お疲れ様です。
この雰囲気がたまらない。


165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/27(月) 20:11:42.00 ID:s+UPyGBfo



166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/27(月) 21:10:09.23 ID:U0YLsU3AO

アヤメちゃんかわゆすとは言えない重怠い空気に俺は自重した
スレタイにもそこはかとなく合ってるな、良い名前


167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:11:22.31 ID:mUEC7Cyho



 屋敷の中をツキに案内する、と言って、シラユキはわたしを残して食堂を出て行った。
 別にほったらかしにされたわけじゃない。「一緒に行きますか?」とも訊かれた。
以下略



168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:12:08.62 ID:mUEC7Cyho

 そうだ。夢だ。夢の中で聞いた声に似ている。

「駄目だ」と、引き留めるような声。わたしはそれを毎晩のように聞いた。
 そして、夢の中の男は、わたしの名前を呼んでいた。
以下略



169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:12:58.03 ID:mUEC7Cyho



 ツキが自分の部屋の様子を確認しにいっている間、シラユキは食堂に戻ってきた。

以下略



170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:13:32.86 ID:mUEC7Cyho

 それに、とシラユキは付け加えた。

「彼はわたしたちに危害を加えないと思います」

以下略



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