238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 07:33:35.77 ID:/fB9gmmfo
「シラユキのことを、ここに来る前から知っていたの?」
彼は頷いた。
239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 07:34:06.03 ID:/fB9gmmfo
急に心細くなって、泣きたいような気持ちになった。
でもきっと、わたしが泣けばツキは困ってしまう。
そう思うのは、傲慢ではないと思う。
240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 07:34:34.04 ID:/fB9gmmfo
「出ていってほしいか?」
そう訊かれて、分からなくなった。
わたしはツキにいてほしいのか、それともいなくなってほしいのか。
241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 07:35:56.51 ID:/fB9gmmfo
◇
いつものように、夢を見た。いつもとは、様子が違った。
242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 07:36:25.21 ID:/fB9gmmfo
つづく
243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/01(土) 09:01:57.08 ID:0palUIxjO
乙
244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/01(土) 09:19:35.70 ID:m3Ao9VtAO
乙。
黄泉戸喫…
245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/01(土) 10:45:40.85 ID:a5B5GarAO
乙。近未来ではなかったか。
246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/02(日) 07:41:26.04 ID:lXtenV6yo
◇
朝早くに目を覚ました。夢の内容はよく思い出せない
247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/02(日) 07:41:53.35 ID:lXtenV6yo
じゃあ何をしよう。すべきことはない。したいこともない。何もない。
わたしはずっと、そんな日々を望んでいた気がする。
何もしなくてもいい、他人にも時間にも束縛されない日々。
248:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/02(日) 07:42:19.77 ID:lXtenV6yo
人の歴史は石ころを積み上げて作った山のようなものだ。無意味な生と死が積み重なっている。
いつかは崩れるその石の山に、わたしがひとつ石を重ねたところで何になるんだろう?
わたしひとりが石を重ねなかったところで、誰が困るというんだろう?
633Res/436.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。