397:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 08:04:43.85 ID:CqJ5WJUIo
怖気に、体が震えた。
わたしは静かに息を吐き出して、ゆっくりと吸い込んだ。
落ち着け、と自分に言い聞かせる。
398:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 08:05:49.87 ID:CqJ5WJUIo
「あなた、誰?」
「見れば分かるよ」
399:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 08:06:24.87 ID:CqJ5WJUIo
「逃げるんだ?」
と声は言った。聞き覚えのある声。
400:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 08:09:08.66 ID:CqJ5WJUIo
「落ち着いて、話をしてみない?」
返事をしたらいけない。そう思った。
でも、腕を掴まれてしまった。目を瞑りながら、振り払って逃げ切るのも現実的じゃない。
401:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 08:10:05.11 ID:CqJ5WJUIo
「お願いがあるんだけど」
「なに?」
402:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 08:12:19.49 ID:CqJ5WJUIo
「さて、それじゃ、話をしようか」
「話すことなんてない」
403:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 08:12:49.58 ID:CqJ5WJUIo
つづく
404:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 09:15:34.28 ID:5AAKmO9AO
乙…
405:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 09:21:45.90 ID:7bPyBlaOO
乙
406:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 07:12:05.25 ID:7hCNFplso
◇
「わたしが誰だか、あなたには分からない。そうだよね。
だってそういうふうに出来てるんだから。
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