509:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/17(月) 07:09:01.94 ID:IMrWsM59o
「ねえ、ツキ」
自分でもよくわからない不安に支配されて、わたしは彼に問いかけた。
510:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/17(月) 07:09:28.15 ID:IMrWsM59o
つづく
511:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/17(月) 08:03:44.80 ID:JCXvDv/XO
乙
512:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/17(月) 15:29:13.81 ID:/AhPS2FFo
おつ
513:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/17(月) 22:09:55.73 ID:IMrWsM59o
明日は投下できません
514:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/19(水) 07:52:07.20 ID:mRUgB+/xo
◇
黙り込んでいると、ツキは街の方を振り向いて、焦ったような顔になった。
振り返ると、街の人々が何人か連れ立ってこちらに向かってきているようだ。
515:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/19(水) 07:52:33.23 ID:mRUgB+/xo
どうしてこんなことになったんだろう?
わたしはここに来ることで救われるはずなのに、何もかもが致命的に狂ってしまっている。
これでは現実に生きるのと変わらない。
516:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/19(水) 07:53:26.87 ID:mRUgB+/xo
シラユキと話がしたかった。
どういうことなのか説明してほしかった。
ツキはわたしを現実に帰らせようとしている。わたしは帰りたくない。
517:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/19(水) 07:54:25.46 ID:mRUgB+/xo
もういいか、とわたしは思った。
無理して考えたりしなくたっていい。もう事態はわたしの手には負えない。
唯一、ツキのことだけはどうにかできるかもしれないと思ったけど、それだってこのありさまだ。
518:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/19(水) 07:55:03.21 ID:mRUgB+/xo
考え始めると、彼がこの場所にいるのはとても不思議なことのように思えた。
どうやってここに来たのか。どうしてここに来たのか。
なんだか、とても不思議なことに思えた。
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