過去ログ - 少女「雨が止んだなら」
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561:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/22(土) 04:01:04.21 ID:CnjYFZl7o

 仕方ないか、とわたしは思った。
 
 わたしはどうしてこんな場所を作ったのだろう。
 死にたいのなら、もうやめにしたいのなら、死ぬだけでいいじゃないか。
以下略



562:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/22(土) 04:02:20.45 ID:CnjYFZl7o

 わたしたちは歩いていく。 
 代わり映えのしない景色の中を、ずっと。

 ひょっとしたら細部は違うのかもしれない。でも、だいたいは同じようなものだ。
以下略



563:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/22(土) 04:03:37.39 ID:CnjYFZl7o

 やがて、わたしたちの前に泉が現れた。
 ツキは苦しそうにしていたが、意識ははっきりとしているようだ。
 
 彼は長い間、一言も言葉を発していない。
以下略



564:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/22(土) 04:04:36.60 ID:CnjYFZl7o

 泉を抜けると、森の様相は少しずつ変わりはじめた。
 でも、結局森は森だった。砂漠になったりはしない。

 なんだか息苦しかった。なぜだろう。何が原因なんだろう。
以下略



565:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/22(土) 04:05:52.52 ID:CnjYFZl7o

 やがて前方に岩壁が姿を現した。それはまだ遠くにある。見えてきたというだけだ。

 どうしてこんなに心が凍てついているんだろう。

以下略



566:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/22(土) 04:06:27.13 ID:CnjYFZl7o
つづく


567:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/22(土) 08:07:28.79 ID:GOYOYumPo
うぅん、乙。



568:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/22(土) 10:58:31.32 ID:yV39fHK+O



569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/22(土) 15:29:36.07 ID:t19q5X1DO
全てが逆効果に働いて仕舞っている気がする…


570:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/23(日) 03:21:46.15 ID:seth9kfao



 一歩足を踏み入れてみると、そこから先は、もうさっきまでの森とは空気がまったく異なっていた。
 それは今まで居た世界とは別の場所だという気がした。
以下略



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