20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 01:57:29.32 ID:HL4pHJQs0
エレン「お、出てきたか。ほら、水」
ミカサ「ありがとう。…ふぅ」
エレン「そういえば、お前のベッドも支度しといてやろうと思ったんだけど、他に無かったぞ?」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/28(火) 02:02:39.32 ID:ndlZZNUTo
きたか…!
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2013/05/28(火) 02:04:43.69 ID:HL4pHJQs0
ミカサ(…眠れない。心臓の音がうるさい。昔は、よく一緒に寝たのに…)
エレン「ァ……ン、…ぅう…」
ミカサ「…?エレン?起きてるの…?」
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2013/05/28(火) 02:10:19.29 ID:HL4pHJQs0
ミカサ(……おばさんの時のように、暴れたり…無茶を言って周囲につっかかったり、目標に打ち込んだりしてくれたら、まだいい。
私たちは大人になった。大人になって、強さを手に入れ多分、弱さも手に入れてしまったのかもしれない。
こんな時になんて声をかけたらいいのか…それすらわからない私は、大人にすらなれていないのかもしれない。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/28(火) 02:17:52.93 ID:ndlZZNUTo
切ないな…
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:17:58.11 ID:HL4pHJQs0
エレン「ミカサ、そろそろ起きろよ」ユサユサ
ミカサ「…ん……エレン…?」
エレン「お前が寝坊なんて珍しいな。もう昼だぞ」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:23:48.80 ID:HL4pHJQs0
エレン「うわ、すげぇ人混みだな…!」
ミカサ「行き来が盛んになった分、商売も盛んになって賑わっているから」
エレン「お、あの屋台肉挟んだパン売ってるぜ!あれにするか」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:30:05.21 ID:HL4pHJQs0
ミカサ(エレンが咄嗟に差し出してくれた腕。飛び込まずに堪えてしまって、少し残念。
けれど、勿体なくてこちらに向けられた手を握りしめたら、エレンは払わずに握り返してくれた。
二人で人混みを、手を繋いで歩く休日。外の世界は巨人の脅威が縮小して、平和が目に見える速度で浸透している。待ちゆく人々は、みんな笑顔だ。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:36:29.46 ID:HL4pHJQs0
ショタ「ぐすん…おかあさん、どこ…?」
エレン「おい坊主、どうした?男が泣いてるとみっともないぞ」
ショタ「……ぼく、おかあさんとおかいもの、きて…おかあさん、まいごになっちゃった」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:43:24.58 ID:HL4pHJQs0
エレン「っ!?」ビクンッ
ショタ「あ!おかあさんだ!おじちゃん、おかあさんあそこ!!」
エレン「………」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:50:11.16 ID:HL4pHJQs0
母親「え?ああ、英雄のアルミン・アルレルト様からお借りしたんです。
私の両親が…シガンシナで、巨人にやられまして。その敵を取る作戦を考え殉死した、英雄ですから。
頭のいい子になって欲しいと思ったんですけど、どうにもやんちゃで…あれ、アルミン、その手に持ってるのは?」
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