123: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/01(月) 19:28:19.34 ID:2oBeuSMOo
『わかりました。ただ……、どんなことがあっても。俺を犠牲にしてもいい、茄子さんだけは、絶対に護ってください』
「当たり前だ。だが、私はPくんも護ってやるつもりだが?」
『大丈夫です』
124: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/01(月) 19:29:01.99 ID:2oBeuSMOo
意味深な言葉を言うと、社長は再び俺に行きたまえ、と目線で語りかける。ハッパを掛ける必要はないと言っていた。では、何のための言葉だったのだろうか。頭の中で考えつつも、俺は自分にあてがわれた机に鞄を置くと、部の出入り口へ向かう。
ともかく、今は茄子さんの所へ行きたい。一刻も早く、彼女の傍へ。ここの構造は、下見の時に頭に叩き込んであった。アイドルたちが多く屯しているのはどこだったか――。そう思っていた時だった。
「――Pさんっ」
125: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/01(月) 19:29:30.57 ID:2oBeuSMOo
「もう絶対、離さないでくださいね、Pさん」
『ああ、離すもんか』
「……絶対、トップアイドルにまで、連れて行ってくださいねっ」
126: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/01(月) 19:29:56.93 ID:2oBeuSMOo
『先に茄子さんが言ってくれ』
「いえいえ、Pさんがお先にっ」
『いやいや』
127: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/01(月) 19:31:57.38 ID:2oBeuSMOo
『一緒に居てくれ、茄子さん。……この先も、ずっと』
それは、今の俺が言える精一杯の言葉。これ以上の言葉は、言ってはいけない。ただ、これだけは伝えておきたかった。
彼女は、少し驚いた表情をした。そして、嬉しそうな表情をして、これ以上無いぐらいの笑みを向けてくる。
128: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/01(月) 19:33:31.78 ID:2oBeuSMOo
今回はこれで終了です。次回で最終更新になるかと思われます。
ぶっちゃけると半分くらい書き終わってるので、明日明後日にでも投下できるかな、と思ったりします。
ツアーはちまちまやってるんですが、これどうやって上位入賞すればいいのかさっぱりわかりませんね。
悲しい物です。
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/01(月) 19:57:20.28 ID:AOoJzudIO
おつ
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/01(月) 19:57:57.03 ID:ZsnQSElo0
おっつおっつ
Pと茄子さんには是非とも幸せになって欲しい。
あと、ツァはユニット補強とLIVEの巡り合わせ次第ですからねえ(白目)。
131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/02(火) 00:46:27.38 ID:A2vKbscJo
乙です
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/02(火) 08:26:40.30 ID:mCmDLtelo
おつにゃん
幸せにおなり……だ
154Res/119.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。