過去ログ - エレン「進撃の巨人オルタネイティヴ?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/17(月) 23:44:26.98 ID:h1JdYc2Wo
※マブラヴオルタネイティヴについて、さわり程度のネタバレあり。重要なものはなし
エレン「うおおおおおぉぉぉッ!!」
雄叫びを上げながら立体機動装置のガスを全開で吹かし、飛ぶ。
人類の敵――巨人に向かって。
眼前には絶望的な状況。
無数の巨人の群れが見えたが、恐怖よりも怒りが勝った。
両手に持った二本の刃を振りかぶる。
その手を強く、強く握った。
闘志と、犠牲となった人類の魂を籠めるように。
エレン「人間を……」
エレン「無礼るなああああああッ!!」
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[sage saga]
2013/06/17(月) 23:45:05.49 ID:h1JdYc2Wo
――start, "Unlimited".
エレン「……ん」
目覚めると、天井が見えた。
以下略
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2013/06/17(月) 23:45:35.84 ID:h1JdYc2Wo
訳の分からないまま、朝食の時間となり食堂へ向かった。
道中、同じ部屋の人間と一緒に来たが、全て知っている顔だ。
……夢でも見ているのだろうか?
ふと、肩を叩かれた。
以下略
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2013/06/17(月) 23:46:06.54 ID:h1JdYc2Wo
食事の載ったトレーを手に適当な椅子に座ると、向かいに座りながら挨拶してくる男がいた。
アルミン「おはよう、エレン」
エレン「……アルミン」
以下略
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2013/06/17(月) 23:46:32.69 ID:h1JdYc2Wo
アニ「……おはよう」
サシャ「おはようございまーす!」
クリスタ「おはよう、エレン、アルミン」
以下略
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2013/06/17(月) 23:46:59.24 ID:h1JdYc2Wo
サシャ「エレン、エレン」
エレン「あ?」
思考を左隣のサシャの呼びかけに遮られる。
以下略
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2013/06/17(月) 23:47:29.45 ID:h1JdYc2Wo
右隣に目をやると、
アニ「……何?」
一人もそもそと食事を摂っていたアニがこちらを見る。
以下略
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2013/06/17(月) 23:47:57.88 ID:h1JdYc2Wo
困惑したまま、気まずい――それを感じているのは俺だけのようだったが――食事を終わらせる。
周りを見れば、宿舎に戻る者、そのまま食堂で雑談する者、外出する者に分かれていた。
なるほど、今日は休暇の日らしい。
ライナー「よう、楽しそうに食ってたな」
以下略
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2013/06/17(月) 23:48:26.86 ID:h1JdYc2Wo
俺はアルミンに声をかけていた。
エレン「なあ、ちょっと相談があるんだ。真面目な話だ」
アルミン「ん? いいけど……エレンが改まってそう言うなんて珍しいね」
以下略
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[sage saga]
2013/06/17(月) 23:48:56.78 ID:h1JdYc2Wo
言っている意味が分からなかった。
いや、正確には、分かりたくなかった。
エレン「……アルミン、すまん、確認させてくれ。どうも朝から頭がぼうっとしてるんだ」
以下略
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2013/06/17(月) 23:49:26.47 ID:h1JdYc2Wo
アルミン「……もう、ひどいよエレン」
エレン「悪かった、悪かったから話を聞いてくれ」
俺達は宿舎裏の芝生に腰掛けていた。
以下略
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2013/06/17(月) 23:49:56.60 ID:h1JdYc2Wo
見ると、アルミンは驚いた顔をしている。
……おかしいところがあっただろうか?
立体起動で近づき刃で巨人の弱点であるうなじを切り取る。
現状最も巨人への勝率が高い戦法だ。
以下略
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2013/06/17(月) 23:50:23.04 ID:h1JdYc2Wo
エレン「ジャンが普通に挨拶してきたんだが、俺ら仲悪かったよな? それとも違うか?」
アルミン「ジャン? ああ、そうだね、彼は成績上位になって憲兵団に入るって公言してる。エレンとは正反対の動機を持ってる」
アルミン「ただ二人とも、お互いの思想を否定するほど狭量でもないからね」
以下略
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2013/06/17(月) 23:50:51.14 ID:h1JdYc2Wo
……なんだろうな、この違いは。
これは彼女達の性格そのものが変わっているのか、それとも俺との距離によるものなのか。
そう考えて、ライナーの言葉を思い出す。
エレン「そうだ、アレはなんだよ、恋愛原子核って。お前が言い出したって?」
以下略
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2013/06/17(月) 23:51:28.22 ID:h1JdYc2Wo
エレン「……もう一つ。今日はミカサはどうした? 食事にも来てなかったけど、病気でもしてんのか?」
アルミン「……え」
エレン「お前、さっきのメンバーでいつも食事してるって言ったよな」
以下略
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2013/06/17(月) 23:52:13.85 ID:h1JdYc2Wo
用事がある、と言い残してアルミンが去った後も、俺は芝生に寝転んでいた。
……ミカサが死んだ世界、だって?
現実味がまったく沸かなかった。
あいつが俺の家に来てから今まで、顔を見ない日は一日もなかった。
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2013/06/17(月) 23:52:43.05 ID:h1JdYc2Wo
思わず嘆息する。
彼女が言葉を継いだ。
アニ「知らないけど……もしかして、エレンとアルミンの幼馴染だった、って子のこと?」
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2013/06/17(月) 23:53:11.10 ID:h1JdYc2Wo
エレン「悪い、一人にしてくれるか」
アニ「……分かった」
彼女は素直に立ち上がった。
以下略
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2013/06/17(月) 23:53:40.09 ID:h1JdYc2Wo
アニと入れ替わるようにして、アルミンが戻ってきた。
あるいは、様子を見て気を利かせてくれていたのかもしれない。
その手には何冊かの本があった。
アルミン「今後のエレンのことだけど、さっきの仮説が正しいとして」
以下略
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2013/06/17(月) 23:54:28.22 ID:h1JdYc2Wo
手書きの図解が付いた巨人の生態についての解説。
だがその姿は……「巨人」という名からは想像し難い、化け物じみたもの。
それはおぞましく、図解だけでも人を不快にさせるグロテスクな姿だった。
エレン「……なんだこれは。俺の知ってる巨人は、文字通り、大きな人間型だ」
以下略
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2013/06/17(月) 23:54:56.57 ID:h1JdYc2Wo
アルミン「これが要撃(グラップラー)級。約十数メートルのデカさだ。ダイヤより固い腕での攻撃力が特徴だね」
アルミン「戦車(タンク)級。約数メートルだけど、対人探知能力が高く、人くらい簡単に喰らう」
アルミン「闘士(ウォーリア)級。兵士(ソルジャー)級。共に大きさは二メートル少々だけど、歩兵での近接戦闘は無謀だ」
以下略
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