96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:27:43.63 ID:5tVhYlnK0
むしゃくしゃしている時、思ってもない事が口を突く。
私の場合、運の悪い事に無用に人を傷つけるものである場合が多い。
視界の端でクリスタが申し訳なさそうに下を向くのが見えた後、視界が乱れる。
自責の念からワンテンポ遅れて左ほほに痛みが走った。
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:28:47.11 ID:5tVhYlnK0
サシャ「ユミル! お前!!! ほんま見損なったで!」
ユミル「うるせぇ! ほんとにぶっ飛ばすぞ!」
クリスタ「やめてよ二人とも」
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:29:19.11 ID:5tVhYlnK0
ユミル「お前らなんて……」
口を衝くのは誰でもなくて誰にでも向けた無責任な批難の言葉。
面倒な物を全部棚上げして放り投げて、自分は小さく丸まって全部終わりにしてしまう言葉。
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:30:08.40 ID:5tVhYlnK0
ベルトルト「謝れ」
再び右ほほに痛みが走る。
サシャの時のような鈍い痛みでは無く鋭く尖った痛み。
100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:31:20.01 ID:5tVhYlnK0
サシャ「ちょ、ベルトルト、やりすぎです!」
クリスタ「そうだよ! ユミルが可哀想だよ!」
ミーナ「ちょっとベルトルト! 女子の顔にビンタしすぎじゃない!!」
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:32:13.98 ID:5tVhYlnK0
ユミル「ごめんな……クリスタ、サシャ」
緊張のせいか思いのほか低い声が出た。
周囲の者には私が深く反省している様に見えたのではないか、などと馬鹿らしいことを考えていたが、心は先程とは比べ物にならない程軽やかに動作していた。
言いたいことを言うだけでこんなにも違うものなのかと感心さえした。
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:33:04.72 ID:5tVhYlnK0
キース「騒がしいぞ貴様ら!!!!!」
間も悪くようやく教官のお出ましだ。
キース「この騒ぎは一体なんだ!!!」
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:33:40.30 ID:5tVhYlnK0
キース「そうか! 俺はお前の事をライナーの糞だと思ってたがどうやら間違いだったようだ! お前は分別のある空飛ぶ糞だ!」
ベルトルト「はっ! ありがとうございます!」
キース「どういたしまして! 営倉にぶち込んでやるぞ! この惨めな糞が!」
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:34:08.89 ID:5tVhYlnK0
ジャン「ベルトルトの奴おかしくなったのか?」
マルコ「何かあったのかな?」
ライナー「おいクリスタ。ベルトルトの奴どうかしたのか?」
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:34:49.18 ID:5tVhYlnK0
夢を見た
母さんの夢
薬の匂いのする母さんの夢
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