過去ログ - ソ連尉官「自分達が」　国民党兵「魔王と戦う？」 -SS速報VIP

過去ログ - ソ連尉官「自分達が」　国民党兵「魔王と戦う？」

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141: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/14(日) 19:27:16.05 ID:yAYmTR+Ro
蹄が音をたて、土を巻き上げながら馬たちが突進する。

騎士たちを率いていた隊長はベテランではあったが、慎重さや戦術のうまさといった物には欠けていた。

つまり、どこまでも部下として主人に盲目的だった。

以下略

142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/14(日) 21:01:51.20 ID:S4gU0XZo0
これは…むごいわぁ

143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/15(月) 01:09:55.88 ID:mZ7mFvLPo
でもこれきっとこのあと・・・なるんだろうなあ

144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/15(月) 12:41:36.28 ID:cycRAD9f0
死地に追いやるか…どこぞの軍を見ているようだ。

145: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/15(月) 19:38:59.70 ID:PdbM1qBgo
「魔王様！なぜ…なぜ騎士たちを突撃させたのですか！！」

運よく槍を免れた騎士たちが逃げ帰り、それもクロスボウに打ち倒され、数百いた騎士は一兵も残らずに倒れ伏した。
落馬したうちの何人かは生き残っただろうが、それも捕虜になるかあるいは…

以下略

146: ◆aRgoaeaPZM[sage]
2013/07/15(月) 23:10:41.15 ID:PdbM1qBgo
「人間どもの味方をする裏切り者を！攻撃しろ！これが魔王軍だ！正義だ！」

魔王が声を張り上げてへたくそな演説を行い、単純な魔物たちはそれだけで武者震いをする。
先進的な貴族や富農、錬金術師の師弟といった比較的教育を受けた者たちは、それを冷ややかに見ていた。

以下略

147: ◆aRgoaeaPZM[saga]
2013/07/15(月) 23:33:20.13 ID:PdbM1qBgo
ドワーフの隊列にいよいよ魔王軍達が近づいていた。

クロスボウの射撃は苛烈さを増し、石と魔法が飛び交い、焼き殺されたドワーフの臭いと圧殺された魔物の臭いが耐え難いほどだった。

一方、森の中を迂回している将軍たち。

以下略

148: ◆aRgoaeaPZM[saga]
2013/07/15(月) 23:52:47.17 ID:PdbM1qBgo
魔物たちは烏合の衆であり、組織だっていて、しかも個々の技量に長けたドワーフの敵ではなかった。

物量がなければ。

長柄の斧を振り回して暴れていた老ドワーフは、四方から槍によって絶命させられた。

以下略

149: ◆aRgoaeaPZM[saga]
2013/07/16(火) 00:04:48.44 ID:xH2433Rdo
しかし弾薬を無駄にするわけにもいかなかった。
第一魔王軍の後方部隊が多すぎる。これは装甲車両を連れてこなければ難しいぞ…

軍曹はひとしきり考えたあと、涙を飲んで何もしない事を決めた。

以下略

150: ◆aRgoaeaPZM[saga]
2013/07/16(火) 00:15:41.88 ID:xH2433Rdo
今度はドワーフの希望が打ち砕かれる番だった。
突如側面の森から軍勢が飛び出してきた。
ドワーフたちは動揺しながらも四番目の列と五番目の列を崩し、Ｌ字型の防御を敷いた。今までの魔物であればこれで撃退できたはずだった。

この魔物たちは違った。

以下略

151: ◆aRgoaeaPZM[saga]
2013/07/16(火) 00:28:53.80 ID:xH2433Rdo
最早用は済んだ。帰るぞ
軍曹はそう命じ、分隊のあるものは本部に戻り、ある者は隠れ家へと移動した。

「お前グンポー会議にかけるわ」

以下略

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