109: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/01/06(月) 00:15:28.65 ID:hYrEbrhI0
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打ち明けたられた昨晩の出来事は凉一にとって衝撃的な内容だった。
マリアヴェルの血を飲まされたという事実もさることながら、その情景を想像した凉一は自分の顔が熱くなるのを感じた。
「……何を赤くなっている」
と、ジト目で指摘するマリアヴェルの顔も若干ながら赤みを帯びているように見えるのは気のせいか、ちょっとしたパニック状態の凉一には判断出来ない。
「あ、いや! ボクはベルの血を飲んで吸血鬼に!?」
「それが直接的な原因かは判断し難いがな……屍喰鬼には無い再生力も有るようだし、キミには吸血鬼の資質があったのだろう」
自分はなんとか生き延びて吸血鬼となったらしい……受け入れ難い事実に、どうしようもない不安を掻き立てられる凉一だった。
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