過去ログ - 【オリジナル】夜の住人達
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32: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/30(日) 23:17:52.60 ID:mP8pxMhw0

 茨木は恭兵の怒りに任せた攻撃をことごとく防ぎ、かわしていく。


 「それなりに力を持っているようだが冷静さを欠いては無意味だな」


激しい格闘中にも関わらず、段々と単調になっていく攻撃を注意する余裕さえ見せる茨木に対して、恭兵は息が上がり始めている自分にすら苛立ちを感じていた。


 「……っせいッ!」


恭兵は苛立ちと焦りを吹っ切るように茨木の左膝を狙った回し蹴りを喰らわすが、まるで地に根を張り巡らした大樹の如くびくともしない。

上背はあるが自分よりも細身の茨木が倒れない事に恭兵は動揺していた。

人外の魔物を見た目で判断してはいけない。子供や老人の姿をしていても野牛並みの剛力や体力を持っていたり、首を跳ねても生きている等、人間の常識では計り知れない事が起きる。



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