33: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/30(日) 23:22:47.78 ID:mP8pxMhw0
茨木は恭兵の焦燥感を見てとった。
「もしかして人間以外と戦った事が無いのか?」
図星だった。恭兵はキリコ達と行動を共にしてから一年も経っていない。妖物との戦闘は今回が初陣でそれまでは基礎トレーニングや射撃訓練(あまり上達しなかったが)ばかりしていた。
「黙れッ!!」
自分の未熟さを否定するかの如く咆哮し 、力を振り絞った恭兵の左拳を右腕で防いだ茨木は、その予想外の速さと重さに顔をしかめた。
だがそれも一瞬の事。茨木がそのまま反撃の体勢に移ろうとした次の瞬間ーー。
銃声が響いた。
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